池袋駅前にヤマダ電機出店

仁義なき家電量販店戦争、今後の行く末に注目!

2007.05.10 THU

今年8月、いよいよ池袋駅前にも安売り家電量販・ヤマダ電気がオープンする。

東口に現在建設中の店舗は「LABI池袋店」。店舗面積は約5000m2で、ヨドバシカメラ秋葉原店(2万m2)などと比べれば小さいものの、真横にあるビックカメラ本店、真向かいのビックパソコン館本店と比べれば圧倒的に大きい。ビックカメラ側が必死になって防戦することは間違いなく、両社の間で壮絶な低価格戦争、サービス合戦が繰り広げられるはずだ。

まさに敵の本拠地へ殴り込みをかけるヤマダ。なぜ、こんな大胆な戦いを仕掛けてくるのか。下のランキングを見ていただきたい。これは株式を上場している家電量販店の株式時価総額を大きい順に比較したもの。いわば、その企業にどれだけ価値があるかを比較したランキングだ。一見して分かるように、ヤマダは2位以下を圧倒する、ダントツの1位だ。売り上げ規模も1兆円を軽く超えるヤマダは2位のエディオンのおよそ倍の規模。しかし、山田昇社長は現在の規模に満足していない。「売り上げ3兆円、家電販売シェア30%が目標。これは必ず達成できる数値」と、こともなげに言い放つ。ヤマダの目標は敵なしの「量販の王」として君臨することなのだ。

過去を振り返ると、第一家庭電器、ダイエー、ベスト電器、コジマと、家電量販のトップ企業は数年ごとにめまぐるしく入れ替わってきた。ヤマダがコジマを抜いたのも02年であり、それほど昔のことではない。「トップ企業が長くは持たないというジンクスがこの業界にはある。ヤマダがいつまでも勝つとは限らないよ」と他の量販店社長は強がってみせる。

とはいえ、ビックカメラも4月に池袋にある5店のうち2店を新装。迎え撃つ体制は万全だ。消費者が望むのは1強ではなく、多くの量販店が元気よく“安値日本一”を競い合う構図だろう。仁義なき家電量販店戦争は始まったばかりだ。


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