やはり日本人は働くのが好き?

ビジネスマンの夏休みヨーロッパが長いワケは?

2007.07.26 THU



写真提供/AFLO
いわゆるバカンスってやつですが、フランスとかドイツではね、なんと会社員が約30日も夏休みを取るみたいですよ。ポーランドは40日以上も取れるみた~い…。マジか!? もっと働こうぜEU人! 日本人ビジネスマンの夏休みは平均8.2日だぞ(厚生労働省調べ)。なぜこんなに日数が違うの!? 経営組織論の専門家に聞いてきました。

「休みに対する価値観が違うと言ってはそれまでですが、欧米は日本と比較すると戦いにより個人の権利を勝ち取ってきたと言えますよね。様々な歴史の違いから、欧米は日本に比べ会社と個人の関係が対等になり、休むことも当たり前の権利として認識されているのでしょう」(青山学院大学経営学部・山下勝准教授)

祝祭日に加えて、欧州では労働法で保証された毎年約30日の有休をほぼ100%消化するってんだから、僕らとは違いすぎる。5月から10月の間を目安に皆が交代で休めるから、会社がカラになる心配もなし。これにはどうやら日本企業と欧米企業の“分業システムの違い”も休暇の取りやすさに影響しているという。

「欧米にはもともとワークシェアリングが根づいているし、極論すると一定の経験や資格を持っている人なら誰でもできるように仕事内容が標準化されています。その意味では、誰かが長期休暇に入ってもそれほど困らないということになる。一方、日本では仕事内容があまり明確ではなく、担当者の独自の経験や知識、方法論に依存する傾向があるようです。つまり代わりが利かない。この考え方は日本企業の優れた面でもあるのですが、実は従業員が休みづらい原因でもあるといえます」(山下氏)

労働生産性が先進国でビリというデータもある昨今の日本。会社が表面的に残業を禁止しても仕事が減らないのと同じように、休暇を増加しにくいのは仕事の構造にも原因があったのだ…。まあ、急に会社から30日の休みを与えられたとしても、何すりゃいいかわかんねっス!


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