セカンドライフ日本語版が試験提供開始

参入企業で実ビジネスに結びついている例ってあるの?

2007.08.02 THU

インターネットの世界で、新しい潮流が巻き起こっている。米リンデンラボ社がサービスを提供する3D仮想空間「セカンドライフ」(以下、SL)だ。

登録ユーザー数が全世界で800万人を突破したセカンドライフの魅力とは何なのか。最大の魅力は、仮想通貨「リンデンドル」が現実の通貨「米ドル」と交換できること。これまでのオンラインゲームはアイテム購入などで用いるゲーム内通貨と現実のオカネとの交換を禁じていたが、SLは公認でカネを稼ぐことができる。

なかでも、ブームになっているのが「不動産開発」だ。SL内の1つのSIM(島)は縦横256mの正方形で値段はおよそ20万円。その後、月3万円の維持費を払えば、島のオーナーになれる。この島に道路などのインフラを整備して分譲・賃貸すれば利益を稼げるという寸法。不動産開発には多くの事業者・個人が殺到しており、SL内総面積は急膨張している。

また、電通は12もの島を連結させた78万m2を誇る「バーチャル東京」を8月中にもスタートさせる。ここを巨大都市に開発し、クライアント企業を誘致する計画だ。

企業の参入ラッシュはこれから本格化しそうだが、お客さんが集まっている企業サイトは少ないのが現状。実ビジネスに結びついている例もほとんどないが、セシールは唯一の例外といえる。アバター用のファッションを手に入れようと、いつも人があふれているのだ。

社員数約200名の米リンデンラボ社で唯一の日本担当社員である土居純氏の活躍により、7月13日から日本語で会員登録を行えるサービスがスタートした。が、まだまだ英語表示が多く、わかりにくさは否定できない。

とはいえ、ハイスペックパソコンが必要なこと、操作の難解さといった課題さえ克服できれば、社会インフラとして日本でも定着していくことになるだろう。


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