風営法のボーダーラインが見えてくる?

なぜ、マンガ喫茶は完全個室ではないのか?

2007.10.04 THU



写真提供/ロイター/アフロ
いまやネット環境完備は当たり前。ゲーム機やDVDプレーヤーなども取り揃え、複合アミューズメント施設へと進化しつつあるマンガ喫茶。終電を逃してマンガ喫茶で仮眠、なんて利用をしている方も多いだろう。

それにしても不思議に感じることがある。なぜ、ほとんどのマンガ喫茶の個室は、上下が開放された中途半端な扉なのだろう。ペアシートならば彼女とイチャついたり、あんなことやらこんなことまでしたいのだが、落ち着かないことこのうえない…。

「ちょっと! そういう人がいるからダメなんですよ!(怒)」とご指導いただいたのは、日本複合カフェ協会の若松修さん。

「マンガ喫茶をはじめとする複合カフェは、俗にいう風営法の適用範囲外なんです。じつは、区画席を設けて飲食を提供する場合、その広さが5m2以下で、他から見通すことが困難な業態であれば、風俗営業の届け出をしなければならない。しかし、この〈他から見通すことが困難〉という部分の解釈について警察庁から通達がありまして。協議を重ねた結果、今のところ保留ということになっているんですね」(同)

つまり、完全個室にしないことで、マンガ喫茶は風営法の適用外になっているというわけだ。適用対象になれば、24時間営業もできなくなるし、出店場所も制限される。

「風営法には、青少年の健全な育成に障害を及ぼす行為の防止という目的があります。ですから、業界ガイドラインでは18歳未満の夜間立ち入りを禁止しています。風俗店的なイメージがつくと困るんですよ。ペアシートも、扉の完全撤去を勧めていますが、なかなか進んでいないのが現状です。業界ガイドラインに従って営業していれば、まず風営法が適用されることはないでしょうが、何か大きな事件や事故が起こったら、一斉に摘発されるでしょうね」(同)

マンガ喫茶が今の業態を続けられなくなったら、メチャクチャ不便だ。マジで怪しげな行為は控えるように。一利用者の立場から切にお願いいたします!


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト