「タイムズ」「三井のリパーク」などが好調

空き地を有効活用する駐車場ビジネスの戦略って?

2007.11.01 THU

いまや街のあちこちで見かけるようになったコインパーキング。好調の背景には、昨年6月の道路交通法改正による駐車違反取り締まり強化もあると噂されるが――。

91年に他社に先がけて『タイムズ』を展開した、管理台数業界トップのパーク24経営企画部・野澤夢美さんは言う。

「弊社が管理する駐車場数は、現在(9月末時点)7265カ所、20万7702台。『タイムズ』を最初に開発した当時は、バブル崩壊で利用用途を失った土地が増加したという時代背景もありましたが、拡大の主要因は駐車場自体の供給不足ですね」

いわば空き地活用ビジネス。パーク24ではどんな仕組みなんだろう。

「土地のオーナーに毎月決まった賃料を払い、駐車場利用者から駐車料金をいただきます。駐車場は目的地から数mでも近いほうが便利なため、小規模なものを適所に点在させる、いわばコンビニ的な戦略が特徴です。また、サービス開始当時の駐車場は暗い、汚い、臭い、というイメージ。これを24時間体制の保守管理で覆しました」(同)

同社では、精算機の97%を『TONIC』という独自のシステムでオンライン化し、カード決済や電子マネーにも対応。業界初のポイントカードも導入した。

一方、『タイムズ』を追うのは管理台数10万909台(6月末時点)、三井不動産販売運営の『三井のリパーク』。駐車が苦手な女性や高齢者に配慮し、今年3月末までにほぼすべての駐車場レイアウトを見直した。

「3ナンバー車を基準に車室幅と車路幅の関係など基本性能を見直し、停めやすさを追求しています。クレジットカードや電子マネー決済の対応数も順次増加予定です」(リパーク事業本部・平野公也さん)

両社とも、ここ5年間で管理台数は約3倍に増加。ほかにも最近では、代理入出庫や駐車中の洗車などといった新サービスを提供する駐車場も登場している。進化し続けるコインパーキング。今後の展開に注目したい。


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