銀座のクラブはなぜあんなに高いのか

「超高価格」と「ぼったくり」の境界はどこにある?

2008.01.31 THU

座ってウン万円、お勘定でウン十万円。銀座のクラブはとにかく高い。エコノミストの門倉貴史さんは、著書『「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?』(角川書店)の中で、約50軒しかない銀座の高級クラブの年間総売り上げは約900億円と推計している。

ぼろ儲けじゃないか…。もちろん、伝統と質の高いサービスに裏打ちされた金額だというのはわかります。でも、飲食店の料金っていくら吊り上げてもいいの? 「ぼったくり」との境界はどこにあるの?

「05年に東京都が施行した“ぼったくり防止条例”によれば、メニューなどで料金の明示さえしてあれば、いくら高額でも違法にはならないんですよ」(門倉さん)

とはいえ、あの超高価格には何かヒミツがあるのでは。実際に行って確かめる予算はないので、銀座の高級クラブ事情に詳しい『夜の銀座の歩き方最強ガイド』(リヨン社)の著者・花椿 通さんに聞いてみた。

「お酒の値段自体はそんなに変わりません。よその街と違うのは各種のチャージが加算される点ですね」(花椿さん)

TC(テーブルチャージ)、AC(オールチャージ)、HC(ホステスチャージ)、BC(ボーイチャージ)が各2000円~5000円。さらにSC(サービスチャージ)も加わるという。あの…、オールチャージやサービスチャージって何ですか?

「前者は豪華な内装などにかかる“雰囲気代”、後者は伝票上の合計額の30%~45%が加算される特殊チャージです」(同)

花椿さんに平均相場を教えてもらいながら作った「銀座の高級クラブに一人で行ったときの明細書」が右の写真。(※R25本誌では右に写真が表示されています。)がんばってボトルも入れた結果(空想なので)、このお値段。金額が跳ね上がるのは銀座特有のチャージ類のせいでした。

国税庁の調査によれば、06年の企業の交際費は3兆6816億円(前年に9年ぶりに増加に転じた)。このまま増え続ければ、座ってウン万円の世界を体感できる日も近いかもしれませんな。


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