『働きマン』な仕事は出版だけじゃない!

SEはつらいよ…とよく聞きますがシステムエンジニアってどんな仕事?

2007.11.16 FRI


▲なんてことは非常にまれ。むしろバグ(プログラムの不具合)を発見できてないという可能性が高いそうです。実際はバグが出る、納期は迫る、徹夜作業。ということが多いとか… イラスト:きたみりゅうじ
システムエンジニア(以下、SE)の友人と飲むと、決まって「死ぬほど忙しい」という話題が出る。編集ライターを生業とするコチラも「満足に寝てねー。言ってみりゃ『働きマン』の世界だよ」と応酬するのだが、「たぶん比べモノにならんよ」と諦観の眼差しで沈黙したり。

いったいSEって、どんだけ激務なんですかー! というわけで、謎に包まれたSEのお仕事について、ITエンジニア向けの情報サイト『Tech総研』の宮みゆきさんに聞いてみました。

「SEの仕事は、システム開発の工程全般を把握し、管理する人です。どんなシステムを作るのかは、お客様によって千差万別。例えば、企業の社内ネットワークのシステムであったり、携帯電話の料金システムであったり、Webサイト用のシステムであったり。とにかく、コンピュータや電子機器が介在するあらゆるものに、システムの設計・開発はつきものなのです」

SEはそういったシステムに必要なプログラムを書く人、ってことですか?

「実際にプログラムを書くのはプログラマーさんです。一般に、SEさんの主な役割は、お客様がどういうシステムを作りたいかを聞き、それに応えるシステムの設計書を書くこと。そして、プログラマーが設計書に沿って書いたプログラムをチェックし、不具合が発生したら修正作業を指示するなど、最終的にシステムを仕上げることです」(同)

おや? 何か編集者とライターの関係に似てるような。編集者というのは、どんな企画をどう見せたいのか、というページの設計をして、そこにどんな文章を書いてほしいかをライターさんにお願いするんですよ。

「確かに似てると思いますね。ライター経験がある編集者なら、どこにどんな文章を入れればいいか比較的理解しやすいかと思います。それと同じで、プログラム知識がしっかりあるSEのほうが、システム開発に必要な知識、人員、時間などの予測がつくので、精度の高い設計書が書けるんです」(同)

ちなみに、家に帰れないぐらい忙しい時期もあるとよく聞きますが、それだけ働いてると給料の方も多いんでしょうか?

「う~ん。時給に換算すると、結果として全然割りに合わないともらす人もいますよ。実際、労働時間については大変なところも多い。なぜなら納期は、当然守らなければいけませんが、それまでに不具合が直らなかったりすると、その解明のために連日連夜働きづめになる。じつは、そこがこの仕事の一番キツイところです。なぜそんな現場で働くのかと言えば、モノ作りがしたい、という動機が大きいと思います。クリエイティブな仕事をしたいという人には人気が高いですね」(同)

文章は多少アバウトでも読めないことはないけど、設計やプログラムはロジックが間違っているとダメ。非常にシビアな世界なんですね。SEのみなさん、お体だけはお大事に。僕も先日、徹夜で仕事した後、次の取材先で気絶してしまいました。仕事も大事ですが、健康を害したら元の木阿弥ですぜ。

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