なんと棺までもが登場!?

身近な素材が地球を救う!?段ボール製品の進化論

2008.03.13 THU

3月は引っ越しシーズン。早く段ボールに荷物を詰めなきゃと焦っている人が多い中、現在は梱包資材だけではなく、商品の素材として段ボールに注目が集まっているようです。なかでも気になるのがエコフィンという特殊強化ダンボール素材を活用した棺。そこで、製造元のトライウォール社の増田さんに話を聞いてきました。

「段ボールというと、抵抗を持たれる方もいるかと思いますが、見た目は布で巻かれているので、通常のものと変わりません。エコフィンはバージンパルプを使っていますが、木材の消費量は合板製の棺に比べて約半分で製作できます。日本国内だけで棺に使われている木材は積み上げれば1年間に富士山7個分に相当する量ですから、少しでも削減できればと思いますね」(増田さん)

棺の木材の量なんて考えたこともありませんでした。でも、バージンパルプじゃなくて再生紙で作ればもっとエコなのでは?

「いえ、再生紙では燃えずに残るものが多いのと人体を運ぶには強度が不足することがあります。3層構造にした特殊強化段ボールなら、棺に加工しても200キロを超える重さに耐えられますよ」(同)

紙なのにそんなに強いの!? でも、車両部品などの梱包にも使われている素材なので、耐久性は保証済みのようです。

一方、この素材を家具に使っているというダンディンドンの西野さんによると。

「丈夫なのはもちろん、軽いのが特徴的ですね。女性でも簡単に動かせるので、万が一、地震で倒れても被害は少なくて済むでしょう。もし不要になれば、崩してヒモで結ぶだけで、一般の資源ゴミとして処分できます」(西野さん)

家具が重いと地震のときだけではなく、模様替えにもひと苦労。さらに粗大ゴミとして処理するには手間もお金もかかって大変です。環境問題と生活の両面から考えても、段ボール素材に注目する価値は大いにあるのでは!?


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