日本でも過去20年で最高値を記録!

金の価格がここまで高騰しているワケ

2008.09.11 THU



写真提供/Digital Vision/アフロ
今、金の価格がものすごいことになってるって知ってた? 商店街を歩いていると、「金、高く買います」の張り紙を目にするようになったはず。実はこれも金の高騰に関係しているのだ。供給量が少ないモノに対して需要が多くなれば、価格は上昇するもの。採れる量が少ない金だから、価格の上昇率も高くなるってこと。しかし、ここ20年で最高値を記録したのはなぜ? 貴金属アナリストでマーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井幸一郎さんに話を聞いてみた。

「高騰の原因には、中国やインドなどの新興国が台頭して、世界的に新たな需要が増えたことも挙げられますが、一番の大きな原因はアメリカ経済の低迷ですね」(亀井氏)

We can change! と叫ぶほど、何かを変えなきゃいけない状況のアメリカ。では、金の高騰とアメリカ経済の関係は?

「一つは、アメリカの株や債券などに投資していた機関投資家たちが、金への投資にシフトし始めたことです。株や債券、紙幣などにはその価値を保証する会社や機関などの発行体があり、それらの資産は発行体が破たんすれば価値がゼロになってしまいます。しかし、金は株などのように発行体がなく、そのものに価値があるのでそのリスクがありませんからね」(同氏)

金が通貨として使われていたのも、古より人類が価値を認めてきたからだとか。

「さらに、『有事の金』という言葉がありますが、これまでは国際的な紛争などで、貨幣価値の下落リスクが生じたとき、資産価値の目減りを防ぐために金が買われる、という意味で使われてきました。しかし、現在ではサブプライムローン問題などの経済有事による影響が大きく、米ドルもこれらが原因で値を下げました。これも金が高騰した一つの原因ですね」(同氏)

商店街の張り紙の話からなんともグローバルな話になりましたが、インフレや景気の停滞などで何かと不安な僕らの将来。金のように輝ける未来になることを期待したいですね。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト