よくは知らないお偉方のお仕事

監査役や社外取締役って何のために存在するの?

2008.10.02 THU



写真提供/時事通信
読書の秋、スポーツの秋なんていわれるけど、ビジネスマンにとって10月といえば人事異動の季節。もちろん自分の人事は冷や汗モノだけど、上層部の人事も気になるところ。役員の構成を見てみると、よくわからない項目が。はて、監査役って何をしてるんでしたっけ。社外取締役なんて方もいるけど、なぜ社外から取締役を迎える必要があるのだろう。駿河台大学法学部専任講師・菊田秀雄さんに聞いてみました。

「どちらも大きくいえば、経営のチェックを行うのが役目。監査役は、経営陣が法令や定款に違反していないかなどをチェックし、問題があればそれを正すのが職務です。直接、経営にはタッチしていません。社外取締役は、違法かどうかだけでなく、経営の妥当性についても大所高所からチェックしてもらった方が信用度が高い、ということで置かれることが多いですね」

なるほど。経営の外側と内側、両面から会社の監督・監査をしているんですね。ところで、監査役や社外取締役には、どんな方が就くのでしょうか?

「監査役は、従業員から昇進するか、もしくは第一線から退いた元・取締役が就く場合が多く、事実上、経営者が任命するために、『実際には機能していないのでは?』という批判も聞かれますね。大企業などは、社外監査役を設置するところもあります。社外取締役は、文字通り社外の人間で、現在も過去もその会社の取締役や従業員ではないことなどが条件。取引先や親会社の経営者とか、学者など学識経験者が就く場合が多いですね。経営陣から独立した意見の表明や、企業買収防衛の局面などでも、重要な役割を果たすことが期待されています」(同)

企業の不祥事や経営悪化のニュースを聞くことも多い昨今、経営の監督・監視機能はしっかりしてほしいもの。結局、その下で働く僕らにもかかわってくるものだから、雲の上のことなんて思わずに役員人事にも注目しておきたい。


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