新社会人諸君、失敗から学べ!

第3回 新社会人の「初任給」の使い方って?

2009.04.20 MON

新社会人諸君、失敗から学べ!


イラスト/コットンズ 学生のころと比べて、支払わなければならないお金が増える社会人。しっかり計画を立てて、バランスを保っていけば、お金の心配をしなくて済む!?

社会人の金銭感覚って学生となにが違うの?



そろそろ給料が入ると思うと、やっぱりちょっと浮足立つもの。ましてや初任給なんて、いきなりまとまったお金が入ってくるのかと思うと、浮かれないワケがないですよね。「初任給が入ったら、何買おうかなぁ」なんて考え出すと止まりません。

しかし、こんな意識で本当に大丈夫なのか? 社会人になると、健康保険や年金など、いろいろ払わなきゃならないですよね。少し不安になってきましたが、まずは新社会人の金銭事情がどうなってるのか、知りたいです。

「大卒で一人暮らしを始めた男子、と設定しましょう。まず初任給の平均ですが、2008年4月のデータだと20万1300円。そこから保険料等が引かれ、手取りが17万2000円くらい。生活費として、東京の独身サラリーマンの平均家賃が7万円、光熱費・通信費が2万5000円、1日の食費が2000円として月6万円。手取りからすべて引くと、残りは1万7000円、という計算になります」

教えてくれたのはワーク・ワークス代表・ファイナンシャルプランナーの中村宏さん。っていうか、手元には2万円も残らないんですか!? そりゃ、キツいっす。

「例はあくまで平均ですし、会社によっては家賃補助が出る場合もあります。その会社が、家賃をどれくらい補助してくれるかによって、金額にも差が出てきますね。実家暮らしの方は、それこそもっと自由にお金が使えますし」(同)

自分の会社の福利厚生を、しっかり確認しておくべきですね。ところで、学生と社会人とでは、生活費以外のお金の使い方ってどう変わってくるんですか?

「会社に入って何カ月かは、使い方はあまり変わらないかもしれません。ですが、ある程度経つと将来も見据えないとなという意識が出てくるはず。学生のころって、アルバイトで稼いだお金の大半は、遊びに消えていたと思うんです。でも、社会人になると給料のすべてが自由に使えるわけじゃないから、計画的に使うようになると思いますよ」(同)

現在や将来の生活を意識して、お金を使っていくようになるんですね。「給料入るから、なんでも買っちゃえ!」なんて軽く考えられるのは、学生までだと。

「社会人になっても、そういう感覚はなくはないですよね。逆に、学生のころより安定した給料が入る安心感から、欲しいもの買っちゃえ!なんてことにならないとは言い切れません。でも、そこで買っちゃうのは危険。クレジットカードやカードローンは、特に注意です!! 欲しいモノを手に入れるのと、代金を支払うタイミングがずれると、お金を払った感覚が薄れるので、油断して買っちゃうことにもなりかねないです」(同)

クレジットカードで分割払いって、学生時代にはちょっと躊躇(ちゅうちょ)してしまう買い物の仕方ですよね。使い方が変われば、しっかり管理するべきかどうかも変わってくるわけか。これからは、ムダな負担がなくなるように、面倒くさがらずに計画を立ててお金を使っていきます!
実際に父とキャッチボールをしてみました。照れ臭いですが、普段しない仕事の話や父の将来の夢が聞けたり、うれしはずかしな時間。うん、こういうプレゼントもありです!

社会人になって初めてのお給料!“親へのプレゼント”って何がいいの?



学生のころより、収入も支出も増えるからこそ、お金の管理をしっかりしなきゃいけない! というのは、もちろんですが、やっぱり初任給が入るとなると、使いたくなりますよね。

みなさんは、その使いみちを決めていますか? 参考として、先輩たちは何に使ったのでしょうか。2009年3月に配布された、新社会人のためのR25別冊『R22』、その中で行われた「社会人1~2年目のビジネスマン100人」を対象にしたアンケートによると、100人中47人が親へのプレゼントと回答。昔から伝わる不滅の初任給利用法ですよね。

でも、初任給で買うわけですから、大層なモノはあげられない。だからって、皆と同じじゃつまらない。そこで今回は、お金はかからないけど、ちょっと特別感のあるプレゼントを提案しちゃいます!

というわけで、テレビやラジオを通して、新鮮な情報や笑いを提供している放送作家さんに、アイデアをもらってきました。まずは、放送作家事務所ブルーマウンテンの代表であり、以前『めざましTV』(CX)、『アッコにおまかせ』(TBS)等も担当していた山崎純さん。

「家族写真を撮るのはどうでしょう。七五三とか成人式って、写真屋さんに撮りに行ったりしますよね。同じように、就職も人生の大事な節目ですから、家族写真という形に残して、親へのプレゼントにすれば、成長が感じられます。また、子どもから『撮りに行かない?』と提案することで、親への感謝も伝わるはずです」

家族写真ですか。写真屋さんに撮りに行くなんて、子どもの立場からはなかなか生まれない発想です。例えば、写真屋さんに行った後、ちょっと食事でも、なんてプランもいいですよね。ここでもう1人、同じく放送作家で、『+1journey』(CX)、『中村玉緒一家の旅番組シリーズ』(TBS)等を担当している田中淳也さんにも聞いてみました。

「父親だったら、野球のボールとグラブをプレゼントして、子どものころみたいにキャッチボール。母親だったら、1日デートみたいに2人で出かける。改めて、親と2人っきりで過ごす時間を作るためにお金を使うのも、いいプレゼントなんじゃないかな。親は『大きくなったな』って思うだろうし、子どもは『親ってこんなに小さかったっけ』って感じるかも。でも、それが成長したってことなんだと思いますね」

親へのプレゼントは、『ここまで成長させてくれたことを感謝する』、そんなメッセージを贈るモノなんですね。金額やモノじゃなくて、想いがこもっているかが大事。

では、実際には初任給を何に使いましたか?

「当時は収入も多くなかったので、結局生活費になっちゃいましたね」(山崎さん)
「飲み屋で10万円使うとか、話のネタになるような使い方してました(笑)」(田中さん)

あれ、実際は両親へプレゼントとかしてないんですか(汗)!? 現実的に生活費に消えちゃったり、将来語れるように派手に使ったり、使い方も人それぞれですね。しかし、せっかくの記念すべき初任給、思い出に残るような使い方をオススメします。 今回は社会人の初任給事情を調査しました。

学生のころって貯金とか考えずに、
その日が楽しければよかったですよね。
しかし、これからはそうも言っていられないのか。

給料が増えれば、使えるお金も増える。
なんて、そんなに甘くはないですよね。

気を引き締めていかなければと、改めて考えさせられました。

でも、ちゃんと管理さえすれば、たまに同僚と飲みに行ったり、
趣味のモノを買ったり、生活も充実させられそうですよね。

うん、前向きになってきた!

というわけで、
今後も新社会人の悩みを解決するため、サクッと調査していきますよ。
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