次世代照明の主役はコレ!

蛍光灯とは何が違う?LEDが照らす照明の未来

2009.05.21 THU



画像提供/パナソニック電工
地球環境意識の高まりから省エネ商品が人気となっているが、照明の世界でも、エネルギー効率の低い白熱灯の生産中止が決まっており、蛍光灯の使用が奨励されている。さらには「LED」を新たな室内照明として利用することも注目を集めている。ではLEDとは、どんなものなのか、蛍光灯とどう違うのか?LED照明推進協議会、事務局長の伊藤文雄さんに聞いてきました。

「LEDとは『光を発生する半導体』という意味の英語の頭文字に由来します。技術が開発されたのは1960年代以降で、当初は赤色と緑色だけでしたが、93年に日本で青色が開発され、光の3原色が揃ったことで、白色に発光させることが可能になりました。それで照明の用途への道が開けたのです」

その後、信号機や携帯電話のバックライト、駅の発車標、自動車のブレーキランプなど、様々な用途で使われるようになり、室内照明として使われるようになったのは3年ほど前から。実際にLEDの照明器具を見せてもらうと、発光部にはLEDの小さな粒がまるで昆虫の複眼のように集合していて、スイッチを入れると、蛍光灯と違い点灯までのタイムラグがなく、触っても熱くならない。

「LEDの特徴は、まず長寿命。白熱灯が1000時間、蛍光灯が1万時間程度なのに比べ、LEDは4万時間ももちます。また、エネルギー効率も高く、白熱灯と比べて7~8倍。蛍光灯には、まだ20%ほど劣りますが、2012年ごろには蛍光灯を追い越し、最終的には蛍光灯の半分の消費電力になるといわれています」

LED普及のネックは、電球型蛍光灯の6倍ほどという価格の問題だが、普及が進めば、いずれは解決されるだろう。軽くて扱いやすいLEDの特長を活かせば、将来的には、家具や建材などに埋め込んで使うといった新しい照明が生まれるかもしれない。何しろ日本で青色発光ダイオードが開発されたことで、飛躍的に活用の幅が広がったLED。今後の発展が楽しみだ。


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