全国的に地価が下落中だけど…

ボクらの部屋の家賃は下がる? 下がらない? 大予想

2009.05.25 MON


国土交通省による最新の地価公示では、平成20年から21年にかけて全国的に地価が下落しているという。実際、地価の下落にともない分譲マンションの価格も右肩下がり、なんて話は最近よく耳にする。でも、ここでひとつ疑問。地価が下がって分譲マンションは安くなっているのに、ボクらの住む賃貸の家賃は安くならないの? 不動産業界紙『住宅新報』の吉岡達也さんに伺ってみました。

「賃貸契約は土地の売買をしているわけではないので、あまり地価の影響は受けません。バブル崩壊で地価が暴落したときも相場に極端な変動はありませんでした。しかし昨年からの不況の影響は大きく、賃貸相場もじりじりと下落基調にあるようです」

『住宅新報』では毎年春と秋に全国の不動産仲介会社に聞き取り調査を行い、家賃の動向を「上昇」「やや上昇」「横ばい」「やや下落」「下落」の5段階で調査している。今年の2~3月の調査では、転居シーズンにもかかわらず、家賃の動向は半年前と比較して「横ばい」「やや下落」の評価が目立った。

「不動産屋にとって家賃は最後の砦。できれば下げたくないんです。これまではリフォームをして部屋の魅力を高めることで空室を埋めてきましたが、世界不況で外資が日本の不動産経営から撤退し、リフォーム資金が減少しています。設備を新しくできないから家賃を下げる。悪循環です」(吉岡さん)

特に新興住宅地では、これから家賃下落が始まるだろうと吉岡さんは予想する。

「一時期、急激に人気が出た武蔵小杉や豊洲は分譲・賃貸ともにマンションが急増し、その後不況に転じたため物件が余っています。分譲が値崩れすると近隣の賃貸に住む若いファミリーが買うため、賃貸に空室が出る。結果、家賃も下落する可能性があります」

景気後退が予測される今後1年間、家賃は下落基調になるとのことだが、借りる側のボクらとしては正直ありがたい話。狙うは底値買いならぬ底値借りだ。引っ越しプランを練るにはいい時期なのかもしれませんね。


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