廃棄ロス、品切れもなくなる!?

密かに弁当革命進行中コンビニの“チルド弁当”って何よ?

2009.10.01 THU



撮影/和氣 淳
昼休みのコンビニで、何を食べようかと棚を眺めていて、あることに気がついた。これまでサンドイッチや麺類が陳列されていた棚に、弁当類が置かれるようになっているのだ。このような変化が起きているのはなぜだろうか?コンビニ業界紙『コンビニエンスストア速報』の佐々木徹也編集長に聞いてみた。

「これらはチルド弁当と呼ばれるものです。チルド弁当は製造から流通・販売までを5℃前後で管理しています。これまでのコンビニ弁当は20℃前後で管理されていましたが、チルド弁当は低温管理されているので消費期限が1日程度から3日程度にまでのびました。消費期限がのびることで廃棄ロスが少なくなります。また、客の少ない深夜帯でも品数を揃えることができ、品切れになりにくいことも大きなメリットになっています」

チルド弁当はスリーエフが2002年に首都圏で最初に本格販売しており、その後、ファミリーマートなどでもチルド弁当を発売するようになってきたという。低温管理するだけだったら、これまでにも実現できたのでは?と思い詳しく聞いてみたところ、実は温度管理以外にもチルド弁当の実現には難しいハードルがあったという。それは、冷蔵状態のご飯は時間が経つと糊化してパサパサになってしまうことだ。各社が試行錯誤の研究をした結果、この難題がクリアされて販売が可能になったのだとか。では、これによって弁当の中身にも変化はあったのだろうか?

「一番の変化は味がよくなったことです。また、低温管理することで生野菜や海鮮などの素材が使えるようになり、弁当のメニューのバリエーションも増えました(下表参照)。さらに、従来のコンビニ弁当は揚げ物中心の高カロリーメニューが多かったのですが、それが改善されて低カロリー化しています。健康志向の消費者にとっては大きなメリットでしょう」(同)

おいしくなって、さらに低カロリーになるとは!! 弁当タイムがますます楽しみになりますなぁ。


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