32歳・貯金5000万円で引退男が話題

憧れの“リタイアライフ”はいくらあれば足りるのか?

2009.10.01 THU



イラスト:牧野良幸
仕事と人間関係に疲れ大手のSE会社を退職。貯金5000万円32歳で無職生活を始めた男性が2ちゃんねるで話題になっている。多額の貯金もさることながら、800万円弱の4LDK中古戸建て持ちという事実に驚き。そもそも32歳でこれほどの資産をどう築いたのか? 渦中の「ぬこ氏」を直撃!

「15歳から、浪人時代、大学時代とバイトに明け暮れていたので、卒業時にはすでに1600万円以上の貯金がありました。SEとしての就業期間は8年半で、年収は平均600万円前後。生活費は月3万円程度で、残業も多かったのでお金を使う暇もなく、利子で増えた分もけっこうありますね」

預金残高が増えることにゲーム的な楽しみを見いだしていたというぬこ氏。しかし、ネットでは「5000万円でのリタイアは不安」と彼の行く末を案ずる声も。果たしてこの無職生活は可能? ファイナンシャルプランナーの菱田雅生さんにうかがいました。

「それなりの運用を継続できるのなら、可能かもしれません。5000万円を年2%の複利で運用しながら50年間で取り崩すと、毎月13万円程度を受け取れる計算になります。安定的に手取り年2%以上の利回りを得るのは現在ではなかなか困難ですが、いまでも40年満期の国債なら2%を超える利回りが得られます。資産の一部で投資信託なども利用すれば可能性は高まるでしょう」

月3万円で暮らしていたぬこ氏なら、月13万円なんて楽勝かも。

「ただし、その中から国民年金保険料や国民健康保険料、家の固定資産税などが必ずかかります。火災保険や自動車保険も必要でしょう。一方で、貯蓄で対応できる分、死亡保障や医療の保障などの民間の生命保険の必要性はほとんどないと思われます」

ちなみに、全国全世帯の消費支出平均は約30万円/月(平成16年度)なので、ある程度の物欲を満たしたり、家族を養うとなると厳しいかも。真似るのは無理だけど、ぬこ氏の生き方を見て、「これから自分はどう生きたいのか」考えてみては?


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