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足でお手玉?フットバッグ世界一男

2015.03.26 THU

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石田太志 森カズシゲ=写真
リズミカルにステップを踏みながら、アクロバチックな足技を次々と繰り出す─。お手玉に似た“バッグ”をリフティングする石田太志は現在、世界でただ一人、プロとして活動するフットバッグプレイヤーだ。競技との出合いは18歳の時。世界一になった今から考えると、天啓だったのかもしれないと思えてくる。

「スポーツショップの店頭で流れていたフットバッグのデモンストレーション映像を、たまたま目にしたのが始まりでした。もともと、ストリートカルチャーも好きだったので、のめり込むのは早かったですね」

長らく学生~会社員との二足のわらじで国内外の大会に出場。そして、ある決断に至る。

「仕事の後、深夜に練習するのがだんだんと大変になってきたんです。でも、フットバッグを辞めたいとは思わなかった。先が見えない不安はありましたけど、プロでやってみようと決意しました」

その転機から4年あまり。世界を制した石田は新境地を見据えつつ、今日も技に磨きをかける。

「一人でも多くの人にフットバッグの楽しさを知ってもらいたいので、各地でパフォーマンスを行ったり、少年サッカークラブを対象に教室を開いているほか、他競技とのクロスオーバーも積極的に行っています。当面の目標はもちろん連覇ですが、遠征費の捻出が大変で…(苦笑)。今後は若い選手の育成も視野に入れつつ、尊敬するカズ(三浦知良)さんのようにできるだけ長く現役を続けたいですね」

平田真人=取材・文

  • こだわり仕事道具

    専用のシューズが市販されていないため、自ら表皮を剥ぐなどしてフットバッグ用にカスタムする。また、バッグも自作だ(しかも手縫い!)
  • 世界が認めた瞬間

    2014年8月、パリで行われた世界大会「Shred30」決勝。ノーミスで競技を終えた石田は、過去に7連覇を達成した選手をも下して、世界一に輝いた

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