好きなことを仕事にしている人の9割超が肯定派!

「好きなことを仕事にするな」はウソだった?

2016.05.22 SUN


好きになるものは人によって様々。子供のころなりたいと思っていた職業は覚えてる? 写真:IYO / PIXTA(ピクスタ)
「子どもが好きだから保育士になった」「おしゃれが好きだからアパレル関係で働き始めた」と、自分の“好きなこと”を基準に仕事を選ぶ人は少なくない。ただ、「仕事にすると、好きなものが嫌いになってしまう」という声も耳にする。

実際のところ、好きなことを仕事にするのはアリなのかナシなのか…? その答えを探るべく、20~30代の男性「会社員」100人、「自営業・フリーランス」100人の計200人にアンケート調査を実施した!

〈現在、自分の好きなことを仕事にしている?〉


はい 62.5%
いいえ 37.5%

好きなことを仕事にしている人は6割超! 細かく数値を見ると、会社員の56.0%に対して、「自営業・フリーランス」は69.0%と高い数値となった。

さらに、「はい」と答えた125人に「好きなことを仕事にしてよかったか?」と聞いてみると…。

〈「好きなことを仕事にしたこと」について、どう思っている?〉


仕事にしてよかった 92.8%
仕事にすべきではなかった 7.2%

なんと92.8%が「よかった」と答えるという驚きの結果が! こちらは「会社員」と「自営業・フリーランス」の差はなく、ほぼ同じ数値だった。「好きなことは仕事にするものじゃない」は、単なる俗説だったのか…? 「好きなことを仕事にしてよかった」派、「するべきではなかった」派、両者の理由を見てみよう。

●「好きなことを仕事にしてよかった」理由
「前職で施工管理をしていて制作物に興味を持ち、自分で作る側にまわった。日々、腕が磨かれている感じになれる」(会社員・39歳)
「コンピュータが好きだったので、システム開発の仕事に就いて、その後個人事業主として独立した。新しい技術など勉強することが苦ではない」(自営業・個人事業主・フリーランス・38歳)
「中高生の頃に携わったゲーム開発の際に音楽に影響を受け、現在は音響エンジニア、音楽家/サウンドクリエイターとして楽曲提供をしている。同じ趣味趣向の人が集まるので、和気あいあいと活動できる」(自営業・個人事業主・フリーランス・20歳)

●「好きなことは仕事にするべきでなかった」理由
「コンピューターシステムの開発をしているが、プロとしての品質が要求されるので純粋に楽しめない」(自営業・個人事業主・フリーランス・37歳)
「元々アスリートで、競技活動の経験が活かせるであろうフィットネス経営の企業に入社した。上の意見に従わないと昇進できない社風に馴染めない」(会社員・34歳)
「雑貨が好きだったので、雑貨の小売業を営んでいる。好きなことと仕事は分けて生活した方がメリハリができる」(自営業・個人事業主・フリーランス・26歳)

「好きなことを仕事にしてよかった」派は、常に高いモチベーションを保つことができたり、職場に自分と感覚が似た人が集まりやすいため、人間関係がうまくいったりするという意見が多数! この他、スキルアップのための努力が自然とできるという意見も。一方、「するべきではなかった」派からは、会社の方針などの“縛り”によって、好きなことを純粋に楽しめなくなってしまったという声が挙がった。

この結果を、どう捉えたらよいのか…? 情報番組『グッド!モーニング』のコメンテーターで、キャリア教育に詳しい朝日新聞社の一色 清さんに話を伺った。

「今回の調査結果を見て、今の若手ビジネスマンには、周囲の意見を柔軟に取り入れることができる器用なタイプが多いように感じました。自分自身を客観的に見つつ、好きなものへのこだわりを発揮できれば、仕事の実力もつきやすく、評価もされやすい。その結果として、“好きなことを仕事にしてよかった”とより感じられるのではないでしょうか。ただ、こだわりが強すぎる人は、周囲に受け入れられず、熱意を失ってしまう…。たとえ好きなことを仕事にしたからといって、熱くなりすぎるのではなく、“一歩引いて見る”という姿勢が重要なのかもしれませんね」

仕事のモチベーションを大きく左右する“好き”という感覚。あなたは「好きなことを仕事にする」に賛成? それとも反対?

(アオキユウ/short cut)

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