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男性限定の教室が続々登場男の和けいこブームに迫る

2009.12.03 THU


茶道 伝統文化と優雅な所作が学べる 「茶道では茶器などの道具を人に見立て、人と接するように扱う」という先生のお言葉に目から鱗。すっかり茶道の奥深さに魅了されたのであった。が、慣れない正座に足がしびれて体験後は立ち上がれず…。とほほ 茶友倶楽部 空門 「男性のための茶道入門」 www.koomon.com
とある金曜日の夜。東京・赤坂にある草月会館に、スーツ姿の男たちが次々と入っていく。彼らが向かう先は、いけばなの草月流が主催する男性のためのいけばな教室「男子専科」。生け花をはじめ今までは女性が習うことが多いとされていた和けいこだが、男性の間に流行の兆しがあるのだ。このいけばな教室も1982年に誕生し、現在約60人が在籍しているそうだが、ここ数年で生徒数が倍増しているとか。

「生け花に興味があっても教室には女性が多いので、男性は肩身が狭く入りづらい。でも男性限定の教室なら気軽に参加できます。それに男性の方が花を生けることに没頭したいようです」(広報部・衣袋さん)

確かに皆、一心不乱に花を生けている。ひとりの参加者に話を聞いてみた。

「長く続けられる趣味を持ちたいと思って、生け花をはじめました。生け花の魅力ですか? 気分転換になりますし、生け方には正解がないので、自分を表現できる楽しさがあるんですよ」(20代・接客業)

こうした男性限定の和けいこは増えてきている。茶友倶楽部・空門が主催する「男性のための茶道入門」もそのひとつ。第1~3火曜日と第2、4水曜日の夕方から日本橋で行われており、参加はフレックス制。時間中ならいつでも途中参加可能という、働く男性にうれしい仕組みも人気の秘密だ。

また「茶道と聞くと学校にある茶道部などを連想して、女性のものと考えがちですが、昔は戦国武将に愛されるなど男性に育まれてきた文化です。本来は茶道に男性も女性もないんですよ」と、講師を務める壺中庵・堀内宗長先生は言う。ちなみに堀内先生がこの道に入ったのは25歳のとき。茶道をはじめるのに遅すぎるということはないのだ。

さらにメンズクラスを設けている和太鼓教室「タヲ太皷道場」や、津軽三味線が学べる「はいから和楽器教室」など、和楽器のおけいこにも、男性の姿が増えてきているという。

残業が減ったものの、空いた時間をどう活用しようか迷っている人も多いはず。その点、和けいこならストイックに自分と向き合うこともできるし、日本の伝統文化を学ぶこともできる。はたまた「人知れず和けいこに通うミステリアスな俺」という女子へのアピールにだって使える。だからこれから何かを習いたいと思っている人には、断然“和けいこ”がおすすめなのである。


  • 三味線 荒々しい演奏と独特の“間”が魅力

    譜面を見ながらマンツーマンレッスン。「“間”を意識すると音に広がりが出ますよ」という先生の指摘もあり、1度で着実にレベルアップ!
  • 華道 創造力と美的センスが養える

    基礎を教わったあと自由に生けてみる。何もないところから作り上げていく作業は難しいけど、気がつくと取材を忘れて没頭していた
  • 太鼓 叩きまくる快感はやみつきになる

    音を全身で感じつつ一心不乱に叩きまくるのが、和太鼓の醍醐味だ。みんなの音が調和して、一体となった瞬間も最高にキモチイイ!

    撮影:森カズシゲ

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