今週は“仕事人の極限心理を知れる映画”

“ヴァージン・クィーン”と呼ばれた女王の生涯

2010.01.26 TUE


「私は国家と結婚しました」という名台詞を残したエリザベス。“ヴァージン・クィーン”と呼ばれるにふさわしく生涯独身を貫いたとか。しかし愛人の数は意外に多く、なかなかのプレイガールだったそうです。女王にもやっぱり息抜きが必要だったんですね(笑)。ちなみに続編は『エリザベス:ゴールデン・エイジ』。こちらで女王はさらに強くしたたかになってます (illustration=micci)
今年最初の月末。年末に片付かなかった仕事と新規の仕事に忙殺されている人も多いのではないだろうか? はたして人は追いつめられるとどれだけ力を発揮できるのか。その神髄を教えてくれる映画がこれ、『エリザベス』だ。

16世紀のイングランド、国内では旧教・カトリックと新教・プロテスタントが争うなか、新教派のエリザベスは花盛りの娘時代を過ごしていた。しかし時の女王メアリーが急死。エリザベスは王位を継承、国内の苦しい財政や相次ぐ戦争のなか、恋人ロバートと別れなくてはいけなくなる。そして旧教派の最強権力・ローマ法王による謀反問題も持ち上がり、ついにエリザベスは愛するイングランドと国民を守るため、民衆の前で重大な決断をすることになる。

この映画、女王としての地位を確立してからのエリザベスが凄まじい。自らの意思に反して国を治める立場に君臨した25歳の女性が、国内の裏切り者の出現や、自身の暗殺未遂事件、重臣による政略結婚の画策などの重圧に耐え、見事に国を統治していく。その時に彼女を支えたのが母国への愛と、自分が国を治めるという決然たる意思。その職責ゆえに愛する人さえをも冷たく突き放し、髪を切り、顔を白塗りにして国家との結婚を誓う姿はまさに圧巻だ!

今現在、目まぐるしい仕事の量に手一杯になっているアナタ、さすがに“女王”ほどの切迫感はないと思うが、この映画を観て人間の極限の行動に触れ、自分が持つ底力も信じてみてはどうだろう。
(micci)

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