日本一有名なサラリーマン

「ヤング島耕作」から学ぶ新入社員の処世術

2006.04.01 SAT



(c)弘兼憲史/講談社
日本一有名と言っても過言ではないサラリーマン「島耕作」。週刊モーニング誌上で22年以上連載され、単行本の売上は累計3000万部を誇る“超”サラリーマンマンガの主人公だ。会社員を題材にしたマンガの多くが、日々の業務や出来事にスポットを当てているのに対して、この作品では登場人物が出世し、その過程もしっかり描かれている。

連載の開始は83年で、当時はまだ「課長島耕作」。92年には「部長島耕作」、02年に「取締役島耕作」。そして05年からは「常務島耕作」と出世を重ねるたびに、タイトルも変えながら続いてきたこのマンガ。日本経済の問題から企業間の競争、会社内での派閥争いなど、サラリーマンの人生を疑似体験するにはピッタリの作品だ。

そんな中、シリーズの外伝的扱いとして新人時代の彼を描いた作品が現在イブニング誌上で連載されている「ヤング島耕作」。入社当時である70年代の世相を反映しながら、新人時代の苦労や島耕作という人物を形成する出来事、会社内での処世術を描いている。今では常務である島耕作も、新人当時は組織の末席で叱られてばかり。先輩の理不尽な要求に頭を悩ましていたりもする。30年前が舞台とはいえ、新人の悩みは今とあまり変わらない様子だ。

ということは、彼の取る処世術も今の新人にだって応用できるはず。ちなみに理不尽な要求に、彼は自らの主張が正しいと思ったら断固として意見を曲げなかった。ただその一方で、「世の中は理不尽がまかり通っているところ」といった割り切りもある。それ以外にも、「物事は決めつけて考えない方が楽。そうでないとその通りにならなかったときにストレスがたまる」などの名言も。うん、島耕作の処世術は、今の新人にも十分通用するモノじゃないか。そんな中、特にR22世代のフレッシャーズに贈りたい島耕作の一言を見つけました。

「いいじゃないか始末書の1枚や2枚。別に命まで取られるわけじゃないし」。この言葉を胸に、頑張れ。
(コージー林田)


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