今週のじっくり腰をすえるゲー

ダンテとなって9つの地獄を巡り、グロテスクな敵を叩き斬れ!

2010.02.19 FRI


グロテスクな雰囲気が漂っているが、風景や敵が緻密に描かれているため芸術性も非常に高い。宗教観や倫理観などの細かい理屈を抜きにして、地獄という世界を体感できるというのが本作における最大の魅力といえよう
世界観、それは物語に入り込むための重要なファクターとなる。圧倒的な世界観をウリに、映画『アバター』が大ヒットしたのも記憶に新しいだろう。今回紹介するのは、そんな世界観が大きな魅力となっているアクションゲーム『ダンテズ・インフェルノ~神曲 地獄篇~』。なんと中世イタリアの詩人ダンテが記した有名な叙事詩『神曲 地獄篇』をモチーフにしているのだ。

結婚直前に殺害され、魂を連れ去られた最愛の人を救うために、主人公のダンテが地獄へとおもむく…というのが根幹のストーリー。そこでプレイヤーが目にするのは、注目の実力派アーティストたちによって描かれた、おぞましくも圧倒的な存在感を放つ地獄だ。地獄は原作の設定どおり9層によって構成され、「愛欲」や「憤怒」などの各層が持つイメージをもとにした邪悪な魔物が出現する。これらの敵は犯した罪によって魂をゆがめられており、容赦なく不気味なのも見所のひとつだ。

肝心のゲーム性はといえば、まさに3Dアクションの王道といった出来映え。ボタンを組み合わせて多彩なコンボを繰り出し、グロテスクな敵をバッサバッサと爽快に倒していける。さらに、敵にトドメを刺す瞬間に「罰する(鎌でトドメ)」か「赦す(ゆるす:十字架でトドメ)」かを選択でき、それによって鎌や十字架の攻撃パターンが増えていくというシステムも斬新だ。もちろん、道を開くための仕掛けといったパズル要素も用意されており、アクションゲーム好きのツボもきちんと押さえられている。

すべてにおいてダークな雰囲気のため、一見とっつきにくいタイトルに見えるが、世界観重視のプレイヤーだけでなく、アクション重視のプレイヤーもハマること間違いなし。勇気を振り絞って、地獄の底へと旅立とう!
(橋口優也)

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