今週は“人生の賭けに出たくなる映画”

イチかバチか、売れない俳優の再起を懸けた大博打

2010.02.16 TUE


マイケルを演じたダスティン・ホフマン。クランクアップ後も映画のキャラクターのままに女装をして街に出たが、誰にも気づかれず、女性として扱われたとか。まぁ美人ではないですが、劇中でもしっかり女性に見えます。やっぱりちょっと厚化粧だけど(笑) (illustration=micci)
先行き不安な今の日本。危機感を抱き守りに入っている人もいるのでは? そこで、今回は“人生の賭け”について考えてみないか。

40歳を迎える俳優のマイケルは、頑固で完璧主義な性格が災いして4月も仕事がない。ある日、俳優仲間サンディのオーディションに連れ添うが、彼女は落選。役をやるには“タフさがない”との指摘だった。「それなら、男の自分はいけるのでは?」とマイケルは考え、なんと女装をし、ドロシーと名乗ってそのオーディションに乗り込む。そして見事役を獲得。だが、当初こそ仕事のためにと割り切っていたマイケルも、タフな女優として人気が出るほど、その引くに引けない状態に思い悩み…。

この型破りなアイデアで人生の賭けに出た男の結末を知れるのが、ハートフルコメディ『トッツィー』。

この映画、ストーリーもテンポよく大いに笑わせてくれるのだが、やはり見どころは、主人公・マイケルの発想力と度胸に尽きる。仕事を得るためとはいえ、厚化粧も厭わぬなりきりぶりで、女装をして人前に出るという思い切った行為。常識やルールなんてあったものじゃないが、この映画が伝えるのは、だからこそチャンスをものに出来たということ。何かを変えるには、リスクが伴って然りなのだ。

もちろん、何の賭けに出るかは十人十色。ただこの大胆で奇抜なコメディを観て、ここぞというときの人生の賭けの心構えを学んでおこう。
(micci)

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