気になるCM曲解剖

スズキ自動車「パレット」のCMを彩る、ハードロックの大定番

2010.03.01 MON


映画『イージー・ライダー』の挿入歌として使われた「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド(ワイルドで行こう」を筆頭に、ヒットシングル「マジック・カーペット・ライド」などを収録したベスト盤『ステッペンウルフ・ゴールド』(ユニバーサルインターナショナル/3500円)。彼らの歩みを振り返る、これぞハードロックという全31曲を収録
モノクロームの街に勢いよく飛び出していく、スズキ自動車の新型ワゴン「パレットSW」。スタイリッシュなヴィジュアルも印象的なこのCMに使われているのは、ハードロックを代表する一曲「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド(ワイルドで行こう)」です。CMでは、イギリスの若手パンクバンド、Parkaによるカバーバージョンが使われていますが、今回は、ステッペンウルフの原曲をご紹介しましょう。

1967年、リーダーのジョン・ケイを中心に、カナダのトロントで結成されたステッペンウルフですが、結成後、すぐにサンフランシスコに移住。ブルースロックをベースにしながら、当時、アメリカ西海岸を席巻していたフラワームーブメントの影響を受け、独自のサウンドを確立。ディープ・パープルらとともに、ハードロックを代表するバンドのひとつへと成長していきます。

彼らが注目を集めたのは、アメリカンニューシネマを代表する映画『イージー・ライダー』。この映画のサウンドトラックに「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」が抜擢され、大きな話題を呼びます。荒涼とした平原をバイクで駆け抜ける主人公たちの姿と、そのバックに流れるヘヴィなギターと重厚なビート。自由を謳歌していた主人公たちが、アメリカの現実に拒絶されるラストシーンとともに、そのサウンドは“怒れる若者たち”を体現しています。ぜひこの機会に、聴き直してみるのもいいかもしれませんね。
(宮昌太朗)

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