R25世代のソウル・ドリンクといえばこれ!

栄養ドリンク剤の“あの味”はいったい何味なのか?

2010.07.15 THU



写真提供/大正製薬
蒸し暑い日本の夏を乗り切るための、力強い味方となる「栄養ドリンク剤」。夏のスタミナ補給に限らず疲れた時に、栄養ドリンク剤独特の甘みと苦みと酸味の混じった味を、自然と欲してしまう人も多いだろう。ところで、あの独特の味って、いったい何味なのか? 1962年に、いわゆる栄養ドリンク剤の元祖となる『リポビタンD』を発売した大正製薬に伺ったところ、思いがけない事実が判明したのだった。

「『リポビタンD』には発売当初“おいしいパイン味”というキャッチフレーズがついていました。このパイン味は、それまでの栄養剤のイメージを変えるためにつけたものだったんです」(大正製薬 商品開発本部OTC商品開発部 小団扇孝則さん)

なんと、栄養ドリンク剤のあの味は、あえて後から加味したものなのだという。それにしても、なぜパイン味だったのか?

「実は現存する社内の資料にも、どんな候補からパイン味を選んだのか、という理由は記されていないんです。発売当時、海外の果物が高級品だったことから、パインを選んだとされています」

もちろん、パイン味になったのには、理にかなった経緯もある。

「味つけをしていない状態の栄養ドリンク剤は、カフェインやビタミンBといった含有成分の影響で、苦みや酸味があります。それらの成分を壊さず、元々の味を生かしながらなるべく美味しくしようという試行錯誤から、パインのフレーバーが選ばれました。現在は特にパイン味とは謳っていませんが、発売当初から味のレシピはほとんど変わっていません」

実際、飲み比べてみると、パインのほかにリンゴっぽいフレーバーの栄養ドリンク剤もあるのだが、有効成分との兼ね合いで、ほぼ同系統の味わいになっているようだ。これまで、どの栄養ドリンク剤も大ざっぱに“栄養ドリンク剤味”としか考えていなかったあなた。これを機会に、各製品の味の違いを楽しんでみてはいかが?
(石井敏郎)


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