スーツのかっこよさを学べる映画

男の色気をスーツで演出する映画『パブリック・エネミーズ』

2010.07.21 WED


敵役のFBI捜査官を演じるクリスチャン・ベイルもかっこいい! (c)Film 2009 Universal Studios. All Rights Reserved.
蒸し暑い日々が続き、スーツやワイシャツが鬱陶しくてしかたない!というR25世代も多いのでは。仕事のために無理やり着せられている制服……と思うと今すぐ脱ぎたくなるが、スーツだからこそ演出できる“男のかっこよさ”も確実にある。映画『パブリック・エネミーズ』でスーツ魂に火をつけて、一足先に秋物の新作スーツをチェックしに出かけるのも粋だろう。

舞台は1930年代のアメリカ。現在と同様のひどい不況下で、人々はヒーローを求めていた。国民を正しく導く“表のヒーロー”を大統領とするなら、FBIからパブリック・エネミー(社会の敵)No.1に認定された本作の主人公――ジョン・デリンジャーは“影のヒーロー”と言える。銀行強盗を繰り返し、逮捕されても脱獄して見せる。一般市民の金には手を出さず、汚れた大金を奪い取る。裏切り者には厳しいが、仲間は決して見捨てない――デリンジャーは義賊として市民の人気を獲得し、FBIはその権威をかけてますます躍起になる。その激しいチェイスの有様を、スタイリッシュなアクション描写と情熱的なラブストーリーを交えて描いた作品だ。

最近は海賊姿や白塗りの印象が強いジョニー・デップが、本作ではダークなスーツを身にまとい正統派の二枚目ぶりを見せつける。銃を手に、男の攻撃性を露わにしていくアクションシーン。憂いを含んだ瞳で、愛する女性を見つめるシーン。ジョニー・デップの演技とともにスーツはその表情を変え、戦闘服にもなれば渋い色気を際立たせもする。スーツってこんなにかっこよかったのか……と、ふだんスーツを着慣れている人ほど驚くかもしれない。鑑賞後、ぜひ恋に仕事に、スーツの威力を活かしてみては。
(ダ・ヴィンチ編集部 関口靖彦)

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