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寿命間近「予想ダコ」パウル君の遺伝子は維持可能?

2010.08.23 MON

2010年のサッカーW杯・南アフリカ大会で、優勝チームも含め、勝敗を軒並み的中させたドイツのタコ・パウル君。世界的名声を獲得したパウル君だが、最近では、イギリスで「いとこのタコ・オリー君」がイングランド・プレミアリーグの試合を予想するタコに就任するなど、パウル君の影響力はいまだに衰えないようだ。

ならば、次回W杯のためにも、なんとかしてパウル君の“占い遺伝子”を残しておきたいところ。

遺伝子を残すとなれば、「人工授精」や「クローン」への道が考えられるだろう。そこで、タコやイカの研究を行う琉球大学理学部・海洋自然科学科海洋生物生産学教授の池田譲教授に、タコの人工授精およびそのための精子の保存について聞いてみた。

池田教授は「まだ実績および研究例がないので、精子の冷凍保存が可能なのかはわからない」としながらも、「ほかの動物で保存が可能である以上、精子の構造的に違うことはないと思うので、可能性はないとは言えない」と話す。また、「未来の話をするなら、体の組織のどこかを残すなどして、クローンをつくる可能性はあるかもしれない」とのことだ。

ところで、パウル君には「結果を当てる」という特殊能力があったわけだが、タコという生き物は頭が良いものなのか? 

池田教授は、「ほ乳類や鳥類のような学習能力の高さはあります。」とし、「ある形を攻撃させたり、迷路を進むなどだったら、学習すればできるようになるほか、『観察学習』もできる」と言う。観察学習とは、自分と同じ仲間が何かを学習させられている姿を見るだけで、自分も同様の学習を身につけてしまうことをいうが、教授によると、これは動物一般でも難しいと言われていることだそうだ。

次のW杯は2014年のブラジル大会。パウル君と同じ遺伝子を受け継いだ予言タコが、再び活躍する姿を見ることはあるのだろうか。

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