そもそもアレはなんのためにある?

キミは閉める派?閉めない派? 洋式トイレの“フタ”マナー

2010.11.18 THU



写真提供/TOTO
実家にいた時、親から「トイレのフタは閉めろ!」とうるさく言われ続けました。でも本当に閉めないといけないの? サイト「nJOY」内の情報によると、閉める派が49.3%、ほとんど閉めない派が50.7%。うーん、拮抗してます。ルールがあるのか解決したい! そこで衛生陶器の国内最大手、TOTO・レストルーム開発第一部の寺本美絵子さんに聞いてみました。

「トイレのフタを閉めるかどうかにルールはありません。公衆トイレではフタに触りたくないという方も多いですし。ただ、自宅や友人宅では閉めておくと次の方への配慮にはなると思います。フタが閉まっていれば、トイレに物を落とすこともないですし、見た目もすっきりして美しい。ただ、そうした感性は必ずしも世界共通ではなく、出したものはきちんとしまうべきという、日本的な感性によるのかもしれません」

もうひとつ気になるのは、このフタがそもそも何のために付いているかという点。洋式トイレが西洋から輸入された明治の初頭の時点ですでに付いていたという。

「西洋では、トイレやバスが一つになった部屋で化粧や着替えをする習慣があり、昔はフタをイスや足かけの代わりとしても利用していました。日本は個室のためその習慣がなく、座るための強度もありません」

フタを閉めずに出てきたら、女性から嫌な顔をされたことがあります。女性はフタを閉めてほしいと思っているのですか?

「同じ女性として、個人的にはそう思いますね。こまやかな気配りのできる、ジェントルマンっていう印象を抱くかも。男性にとってはプラスポイントになると思います」

ちなみに寺本さんによると、便座を温める温水洗浄便座の最新機種では、フタ自体が断熱構造になっているという。使用後にフタを閉めることで熱が逃げず、消費電力が年間約30%カットできるそうだ。地球環境への配慮につながるなら、僕もジェントルマンを目指して、フタを閉めることにします!
(藤原央登/清談社)


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