夢の“世界一周”にチャレンジ

第44回 世界で一番大きな鏡は、全長250km!?

2011.04.14 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


空を反射した全面鏡張りの湖は、まさに「天空の鏡」。間違いなくこの旅の中でもトップ3には入る神秘的な光景でした

雨期には全面鏡張りになるウユニ塩湖を訪れた!



海外で日本人の旅人同士が出会うと、よく「どこがよかった?」という話題になります。僕が聞いたなかで多かったのが、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」。最近、日本でもTV番組に取りあげられ、人気沸騰中なんだとか。旅の途中で足を運んでみると、確かにそこには衝撃的な光景が広がっていました。

ウユニ塩湖はボリビア中西部に位置し、南北約100km・東西約250kmと、日本の秋田県に匹敵するほどの広さを持っています。「塩湖」とは、その名のとおり、塩を大量に含んだ大地のこと。湖といいますが、実は6~10月の乾季のあいだ中は、ほとんどが干上がった状態。12~3月の雨期のあいだだけ、若干の水が溜まるといった具合なんです。

この水が張った状態の時が、ウユニ塩湖のもっとも見頃のタイミング。天候さえよければ、大空を映した全面鏡張りの状態になるんです。その光景は、「天空の鏡」と形容されるほど神秘的。湖の真ん中に位置するホテルに宿泊すれば、夜間、星が水面に反射した宇宙空間のような光景を目にすることもできます。 それにしても、なぜこのような光景が生まれたのでしょうか? その理由には、ウユニ塩湖が持つ特有の地理条件があったそうです。塩湖が位置するアンデス山脈は、もともと海底が隆起してできた山脈で、降り注いだ雨や雪が、土中に含まれた大量の塩分をウユニの広大な大地に流し込みました。ウユニには流出する川もなかったため、こうして堆積した塩が均等に広がり、高低差わずか50cmという「世界でももっとも平らな場所」をつくり上げたのです。こうして、雨が降り続いても波がたたないほど浅くしか溜まらず、反射しやすい「広大な鏡」のような状態ができたというわけです。

ただ、近年、観光地として名を馳せてきているがゆえに車の往来が激しくなり、せっかくの塩の白さも茶色く薄汚れてきているとのこと。さらに、今年中を目標に、国際空港の建設も進められており、今後さらに観光客が押し寄せることは必至! 白く美しい奇跡の光景が、いつまでも続くことを祈るばかりです。 長谷川夫妻への応援メッセージや旅の裏ワザ、海外情報など、下記のボタンからご投稿ください。

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