カクテル? それともチューハイ?

話題急上昇のお酒「リッキー」ってなんだ!?

2011.06.16 THU


並べてみると、テーブルが華やかになる。MAHANAではそれぞれ714円で飲めるぞ。左から、ルジェカシスリッキー、アペロールリッキー、カルーアリッキー、ルジェペシェリッキー、ミドリリッキー
ベッキーが出演するCMでもおなじみの“リッキー”なるアルコール飲料、なんとなく耳にしたことのある人も多いのでは? 女性向けのお酒として、なにやら巷で人気を博しているのだとか。

「特に若い女性に人気がありますね。リッキーとは様々なリキュールをソーダで割って、レモンを自分でつぶして楽しむカクテルの総称なんですが、スッキリ爽快な風味が受けているようです」

今年の春からリッキーの扱いを始めた恵比寿にあるハワイアンダイニング、Loco’s TABLE MAHANAの東温子さんの談。なかなかの反響らしいけど、論より証拠というわけで、ラインナップをズラリ並べていただきました! カジュアルなマググラスで供される極彩色の中味は、目にも美しい。また厚切りレモンと、先端がマッシャーになった大ぶりなマドラーは珍しく、“ただ者じゃない”といった趣きである。

「最大の特徴は、レモンのつぶし加減で自分の好みの味にととのえて飲めるという点です。当店で人気なのは、多くのカクテルでもおなじみのカシスベースのものですね。ほかにも、オレンジのコントラストが美しいアペロールも好評です。回し飲みして、いろんな味を試されるお客様も多いですよ」

まさに新しいアルコールスタイル!…と思いきや、「ルーツはかなり古いんです」と語るのは、お酒の流行に詳しいサントリー酒類の森田景子さん。その起こりは、19世紀末のアメリカにさかのぼる。

「西部開拓時代のワシントンDCで生まれた飲み物なんです。ベースとなるリキュールやスピリッツをソーダで割って、柑橘類をつぶしながら飲むというスタイルは、当時から変わらないんですね。ただ興味深いのが、名前の由来。ジム・リッキーさんという人が、初めて“飲んだ”んです。普通カクテルは作り手の名前が付くことが多いんですが、リッキーは飲み手主導。飲む人が主役なんですね」

そんな歴史あるカクテルが今になって注目されるようになったのは、何か理由があるのだろうか。

「最近の若い層の嗜好として、苦い味よりスッキリ爽快な味わいが好まれるからでしょうね。また、ビール以外のお酒の選択肢が増えたことも影響していると思われます。さっぱりした味わいは、食事と合わせてもいいし、ジョッキよりもちょっと小ぶりでかわいらしいリッキーマグスタイルは、乾杯から場を盛り上げてくれますよ」

色鮮やかで手軽なリッキーは、確かに盛り上がりそう。節電によるエアコン控えの影響でこの夏はかなりお酒の売れ行きが良さそうだというのは、東さんの手応え。ジメッとした気分を、リッキーで明るく吹き飛ばしたいけど、やっぱり女性向き?

「いえいえ、甘すぎないので男性にも気に入っていただけると思いますよ!」(森田さん)

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