気になる“あのコ”のシゴトーク/56

石原あつ美「離れてみないと…」

2012.01.05 THU


撮影:堀清英
石原あつ美さんが出演する舞台は、天童よしみさんが座長をつとめる特別公演「雨やどり恋歌」だ。大正時代を舞台に、天童さん演じる喫茶店「赤富士」の女給、千代子の生き様を描いた、涙々の人情ストーリーなのである。…と聞くと、若い読者にはちょっと縁遠い印象があるが、あつ美さんいわく「いや、いろんな世代が楽しめるエンターテインメントですよ!」。

「展開が早くて飽きさせないですし、共感できるところがきっとあると思います。千代子は一生懸命働いて妹の真由美を養うんですが、真由美はとにかく自由で天真爛漫なんです。結局男と駆け落ちしてしまって、千代子が『私、なにやってんだろ』と落ち込むところに急展開が…というストーリーなんです」

その真由美を演じるのが、あつ美さんだ。そんな奔放な娘を演じるのはさぞかし大変だったのではないかと思いきや、「私も勝手ですからね。思い立ったら即行動みたいな」と、見た目とは裏腹なお返事。関西弁で快活に話すその姿はパワフルそのものだが、初公演ではガチガチに緊張したようで。

「いや、もう死ぬかと思いました。別の仕事で名古屋に来た際に劇場へご挨拶に行き、実際の舞台を見させて頂いたんですが、何千人も入る会場に足がすくむようで。本番直前では舞台の袖で歯がカタカタ言ってました(笑)。でも、慣れって怖いものですね」

今は緊張も解けて、良い意味でリラックスできているようだ。でもそれは慣れだけではなく、10年というキャリアも一役買っているよう。とはいえそれも平坦な道のりではなかった。20歳前後の約3年、休業しているのである。

「地元の大阪でアパレルやろーって。その時は芸能界に未練はなかったです。でもアパレルの仕事を極めていくうちに、何か違うなって。やっぱり離れてみないと大切さはわからないんですよね。だけど働いた経験もなく芸能界デビューしてたんで、休業してそんな経験が出来て、よかったと思います」

この関西弁だって、休業前は使わなかったという。「自分を作ろうとしていました」。

「常に“演じる”ようにしていましたね。でも今は、思ったことや感じたことをそのまま出せて、ストレスなくやれてます。おかげさまで今もいろいろやらせていもらってますけど、ゆくゆくは女優としてやっていきたいですね。でもそれだけじゃなくて、マルチにできる女優が野望です」

仕事はとても充実しているようだが、恋愛は残念ながら…。

「したいですねー。切実です。マネージャーさんから紹介しようかっていわれるくらいで(笑)。基本的には笑いのツボが同じだったり、共感できる人がいいんですね。誠実で、ちょっと大人な男性がいいかなって」
(吉州正行)

  • 石原あつ美

    1986年大阪府生まれ。2001年スカウトされ芸能界デビュー。レギュラー番組にBSジャパン「目からウロコの骨董塾」。CSテレ朝ch.「ヒロシ釣り紀行」ほか。ちなみに結婚願望は「あります! 30まででいいかな。昔は20歳までで、そしてだんだん25歳になって…。頑張ります!」。1月15日(日)テレビ東京「ドライブA GO!GO!」に出演予定
  • 天童よしみ特別公演

    天童よしみ主演の舞台「雨やどり恋歌」のほか、圧倒的な歌唱力で贈るオンステージも。豪華2部構成なのだ。「さすが紅白歌手ですよ。とにかくすごい歌唱力で、聴き応えはすごくあると思いますよ。スタンダードな曲も歌われるので、若い方も楽しめると思います」とあつ美さん。1月15日よりチケット発売。06-7730-2222。3F席3000円、2F席7000円、1F席12000円、特別席14000円
  • 新年の目標

    「お仕事をいっぱいしたいです! 後悔をしないように生きたいなって。腐らずに。去年とは違った私を見てもらえるようにと思ってます!」とあつ美さん

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