味噌カレー、メロンカレー、ゴーヤカレー…etc

1000種以上!ご当地カレー人気

2012.02.02 THU


【ブランド肉系】 ご当地カレー、鉄板人気の具はなんといってもブランド肉。松阪牛、佐賀牛、神戸牛、近江牛、石垣牛、飛騨牛などブランド牛カレーだけで30種近くある。次いで豚肉、地鶏のブランド肉も人気
岐阜県「厳選 飛騨牛ビーフカレー」 (吉田ハム)
B級グルメなどで人気が続く「ご当地メニュー」。そのなかで、新たな兆しがある。「ご当地カレー」だ。

「石垣牛や比内地鶏など地元の食材を使ったレトルトカレーは、土産品としても人気があり年々増えています」とは、All About「B級グルメ」ガイドを務める、初代・横浜カレーミュージアム名誉館長の小野員裕さん。最近では静岡のお茶、鳥取の梨など具の種類も広がり、一説によれば1000種以上あるとか…。こうした盛り上がりを受け、09年にオープンしたご当地カレー専門ネット・ショップ「地カレー家」では、現在400種類以上の商品を扱っている。

「もともとご当地カレーが好きで、地方に出張するたびに空港の売店などで買っていました。東京でまとめて買えるように『地カレー家』を作ったんです」(クリエイティブランド代表取締役・櫻井純男さん)

櫻井さんの見立ては当たり、3年連続で年間売り上げが倍増しているとか。また、ご当地カレーを扱う店は実店舗にも拡大している。食品専門店・北野エースは、常時200種以上のカレーを置く店を関東圏だけでも約10店舗展開している。

なぜ「ご当地カレー」は、ここまで増えたのだろう。背景には、ご当地食材ブームを追い風に、「道の駅など、様々なご当地カレー開発者が携わるようになった」(北野エース・白石浩司さん)ことや、「地域おこしの一環で、各自治体が新名物開発をすべく積極的に助成をするようになった」(小野さん)ことがあるようだ。最近では、山口県のふるさと産業振興支援事業で「柳井じねんじょカレー」が開発されている。

さらには「不況下での内食の増加に加え、震災後、保存がきくレトルト食品の需要が高まった」(小野さん)ことなど、昨今の社会情勢も人気押し上げの要因となった模様。まだまだ増えそうなご当地カレー。産地の想いや開発の苦労を想像しながら食べ比べてみるのも面白いかも。
(駒形四郎)


  • 【シーフード系】

    シーフードはカレーの定番メニューだが、ご当地カレーでは名物の貝をたっぷり使い、濃厚なダシが効いているものが多い。いか(山形、福井)、しろえび(富山)、かき(広島)などがある

    山形県「いかカレー」
    (山形県産食品)
  • 【野菜系】

    シャキシャキ感やもっちり感など、野菜ならではの食感を楽しめるのも特徴。かぼちゃ(岐阜)、京野菜
    (京都)、水茄子(大阪)、トマト(岐阜、京都、岡山、熊本)、レンコン(熊本)、ゴーヤ(沖縄)などがある

    愛知県「清洲城信長 土田南瓜カレー」
    (清須市観光協会)
  • 【フルーツ系】

    フルーツ系も種類は豊富。富有柿(和歌山)、いちご(栃木)、20世紀梨(鳥取)、みかん(浜松)、マンゴー(宮崎)、さくらんぼ(山形)、いちじく(島根)など。意外な組み合わせのためか賛否の議論も賑やか

    茨城県「メロンカレー」
    (磯山商事)
  • 【きのこ系】

    旨味成分が詰まったきのこダシは日本人好みの味。シイタケ(大分)、マッシュルーム(山形)のほか、ブラウンマッシュルーム、エリンギ、ヒラタケ、原木シイタケなど数種をブレンドしたタイプ(静岡)もある

    大分県「豊後 きのこカレー」
    (大分県椎茸農業協同組合)
  • 【調味料系】

    “地元の味”を作り続けてきた各地の醤油や味噌のメーカーが、カレーの開発をするケースも増えている。味噌、醤油、酒などが絶妙な相性で、味や香りに個性を与えている

    愛知県「味噌カレー」
    (合資会社八丁味噌)
  • 「よこすか海軍カレー」の“言い間違い”がきっかけで生まれたスピンオフメニュー「すこやか軍艦カレー」。YOKOSUKA SHELLで食べられる

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