気になる“あのコ”のシゴトーク/66

市川由衣「泥臭く、地道に、一歩ずつ」

2012.03.15 THU


撮影:林 和也(G.S.W)
3月1日に開局したBSデジタルの新チャンネル「IMAGICA BS」。その開局記念ドラマ『Love... so do I. ミライヘノキセキ』に出演した市川由衣さんが演じた三村彩夏は、ごくありふれた女性である。あたりまえに仕事をし、あたりまえに彼氏もいるが、充足感を得られない。活路を見出すべく、訪れたのはカナダ。いや、活路というより、気分転換くらいの表現が妥当かもしれない。なにせ、“等身大”の物語なのだ。

「仕事もだらだらしているし、彼氏と結婚したくてもはぐらかされているんですが、だからといって自分を大きく変えようと思っているわけじゃないんです。カナダに渡った先輩(白石美帆)から届いた手紙がキッカケで、少し気持ちに変化を付けようと思ったんですね」

このふたりと、内山理名さん演じる平原奈津美を中心に、女性の癒やしと再生が、あくまで女性目線で描かれる物語ではある。だが、男性でもたっぷり楽しめる作品らしい。

「とにかく美しい映像が見どころです。カナダの絶景もさることながら、それぞれの些細な表情の変化もよくとらえていて、なかなか観られないクオリティだと思います」

本作は全編カナダロケ。そうそうたるキャスト陣を配し、開局記念ドラマにふさわしい豪華な仕立てとなっている。

だが由衣さん、特に緊張することなく演技に向き合うことができたという。

「カナダが身体に合ったのか、毎日すっきり起きられて、すごく体調が良かったくらいです。もともと仕事が好きで、忙しい方が好きというのもあるかもしれませんが」

幼稚園のころに芸能界に憧れ、中2でデビュー。仕事というより、叶った夢なのだから、充実しているのだ。

「始めのころは芸能界に憧れていただけだったんです。でも今はそんなことより、『もっとこうなりたい』という中身を伴った“意志”みたいなものが中心になってきました。そのためには、ひとつひとつやるしかないなって。泥臭くて地道な世界なんです」

そのために、目標は一段ずつ高くしていく。

「壁を乗り越えるごとに、ちゃんと自分の力になっていくのが実感できるので。それが、やりがいにも繋がっているんだと思いますね」
(吉州正行)

  • 『Love... so do I. ミライヘノキセキ』

    IMAGICA BS開局記念ドラマ。仕事と人生に疲れた3人の女性が織りなすヒューマンドラマ。ストーリーはもちろん、映像美も必見の会心作だ。「すごく開放的なロケで、のびのびと演技ができました。環境がいいと、演技もよくなりますね」と由衣さん。絶賛放送中!
  • 市川由衣

    1986年東京都生まれ。今後の出演予定は、映画「初夜と蓮根」(沖縄国際映画祭参加作品)。朗読劇「私の頭の中の消しゴム 4th letter」は5月5日13:00と5月6日18:00から天王洲銀河劇場で

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