別名「9番目の栄養素」だとか…

密かなブーム? 酵素サプリの正体

2012.07.19 THU


太古より人類は食品を発酵させて食べていた。その過程で利用されたのが酵素なのだ。写真はオーストラリアのワイン発酵の様子
画像提供/Bloomberg/Getty Images
ここ最近、“酵素サプリ”が密かなブームになっているという。聞き慣れない名前だが、いったいどんなサプリなの? 先月、「酵素STYLE」というスティックタイプのサプリを発売したマクロスタイル代表、潮来喜久夫氏に話を聞いた。

「酵素とは、生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子のこと。これをサプリメントにしたのが酵素サプリです。『酵素STYLE』の場合、80種類以上の野菜やハーブ、果物などを900日かけて微生物発酵させています」

これによって、代謝がアップしたり肌つやがよくなったりといった効果が期待できるそうだ。ところで、酵素はどんな味なんだろうか?

「酵素自体に味はありませんが、『酵素STYLE』は様々な原料を発酵させた結果、酸味と苦みが混じったプルーンのような味になっています」

なるほど。さらに酵素の正体をつかむべく、酵素研究の第一人者で『「酵素」が免疫力を上げる!』(永岡書店)の著者、鶴見クリニック・鶴見隆史先生にも話を聞いた。

「人体は100万もの異なった化学反応を行う60兆~100兆個の細胞で構成されているんですが、酵素はこの反応のすべてに関与します。別名『9番目の栄養素』ともいわれており、特徴的なのはたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどと違って“生きている栄養素”だという点。家の建築にたとえれば、他の栄養素が資材で酵素は大工ですね」

おお、ずいぶんと働き者じゃないですか!

「とはいえ、酵素についてはまだわからないことも多く、その重要性が日本で知られ始めたのも10年ほど前。医療や美容の分野ではもちろん、今後、様々なジャンルで注目されるはずです」(鶴見先生)

ベールを脱いで正体を現すのはこれからというわけか。人間の体を美しく仕上げる名大工としての今後の活躍、ますます期待したいものです。
(石原たきび)


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