ひんやりおいしい魅惑のスイーツ…

ご当地ソフトクリームが食べたい!

2012.07.29 SUN


「日本ソフトクリーム協議会」によると、現在日本で1年間に消費されるソフトクリームは、コーン盛りに換算すると約5億個。ひとりあたり年間平均で3.9個も食べている計算になるんですね。まさに国民的スイーツ! 写真提供/GettyImages
6月4日は「虫の日」、10月10日は、10・10を横に倒すと目の形に見えることから「目の愛護デー」。では、7月3日は何の日でしょう?
実は7月3日は、「ソフトクリームの日」なんです。

「日本ソフトクリーム協議会」によると、日本で初めてコーンに盛られたソフトクリームが登場したのが、1951年7月3日のこと。この日、明治神宮外苑で開催された進駐軍主催のカーニバルの模擬店で、一般の日本人向けに初めてソフトクリームが販売されたのだそう。

それからちょうど60年。現在では、いわゆる普通のミルク味やチョコレート味のほかにも、様々なバリエーションが登場。今や全国の観光地やサービスエリアに欠かせないご当地スイーツとしても人気を博しています。

「いわゆるご当地ソフトクリームが普及し始めたのは、1996年ごろのこと。以降年々定着し、現在では全国各地に様々なご当地ソフトクリームがあります。数が多すぎて、私たちでも正確には把握できないほどですね」とは「日本ソフトクリーム協議会」広報担当者。

同氏によると全国各地には、フルーツや野菜を使ったソフトクリームはもちろん、塩や唐辛子などを使った「調味料・香辛料系ソフト」、ワインや日本酒を使った「お酒系ソフト」、イカスミやカニミソなどの「魚介系ソフト」、さらには地元産の絹を混ぜ込んだ「シルクソフト」なんてご当地ソフトまであるのだとか。シルクを入れるなんて、すごい発想ですよね。

さらに、あらためて全国のユニークソフトクリームを調べてみると…。

●北海道
恵山の昆布ソフト
●東北
青森の生姜味噌ソフト(青森)
●関東
秩父の行者ニンニク(埼玉)
●信越
長野の味噌ソフト(長野)
●北陸
立山のしろえびせんべいソフト(富山)
●東海
郡上のモロヘイヤソフト(岐阜)
●近畿
城之崎のカニミソソフト(兵庫)
●中国
日生の牡蠣フライソフト(岡山)
●四国
さぬきのしょうゆ豆ソフト(香川)
●九州
阿蘇の火山灰ソフト(熊本)
●沖縄
石垣の塩ソフト(沖縄)

いやー。全国にきら星のごとく輝いておりますね。それにしても、なぜソフトクリームはここまで自由な発展を遂げたのでしょう。

「最大の理由は、開発の手軽さですね。基本的にソフトクリームは、ベースとなるミルク味の液体に、粉末やペーストなどの素材を加えて作ります。近年は粉末状に加工されたご当地食材も多いので、専用の機械さえあれば、アイデアひとつで簡単にご当地ソフトクリームを開発できるんですよ」(同)

たしかにベースとなる材料に粉末やペーストを混ぜるだけでアレンジが効くなら、多量の在庫を抱える心配もないし、限られたスペースでもいろいろなソフトクリームが販売できますもんね。

おそらく本国・アメリカでは想像もつかないような進化を遂げている日本のソフトクリーム事情。この夏、どこかの観光地へお出かけの際には、その奥深き世界に触れてみるのも面白いかもしれません!
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2011年7月に取材・掲載した記事です

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