目は口ほどに物をいうは本当だった!

相手のホンネを「目」で読み解く

2012.08.02 THU


欧米人は表情を判断するのに相手の目だけでなく口元も見る。それに対し日本人を含む東洋人は、口元はほぼ見ずに目だけを見ているそう
写真提供/PIXTA
言葉に出さずとも、アイコンタクトだけで気持ちが通じた! なんて経験のある人も多いはず。「目は口程に物を言う」なんて言葉もあるけど、実際のところ僕らはいかにして「目の表情」を読み取っているのか?

名古屋大学情報科学研究科/JSTの川合伸幸先生によると、「目の表情」には眼球の動きだけではなく、目の周りの筋肉の動きも含まれるという。まぶたの開き具合や眉の動きなど、相手の目の周辺の動きを総合的に判断することで、怒り・悲しみ・喜び・驚き・嫌悪・恐怖など基本情動といわれる感情の約8割以上理解できるというのだ。

たとえば相手が感激している時、その感情は目の輝きから読み取れる。感激という感情は「驚き」と「喜び」によって構成されるが、人は驚くと目が開き、喜ぶと頬が上がる。目が大きく開くと、より多くの光を瞳に取り込むため輝いて見える。こうした動きを我々は経験的に“感激”と理解しているわけだ。逆に、気分が落ち込むと、頬が下がり、目が閉じ「寝ている」ようにみえる。「目が死んでいる」なんて言葉があるのもそのためだろう。

「ほかにも瞳孔の大きさは関心の強さなどに比例して変化しますが、日本人の黒い瞳では、瞳孔の大きさで感情を判断することはかなり難しいでしょう」(川合先生)

ただし、瞳孔の大きさは異性への魅力アピールにつながるという研究結果もある。昔から、男性は瞳孔の大きな女性を「やさしい」「女性的」「可愛い」と思う傾向があるといわれてきたが、最近の研究では、女性も瞳孔の大きな男性を魅力的に感じるという結果がでたのだ。

「ろうそくでのディナーや暗いバーなどでは瞳孔が大きくなるので、女性に好意を持ってもらいたい男性はデートに暗いお店を選ぶといいかもしれませんね」

「目の表情」を読み取れれば、いわば読心術をマスターしたも同然(?)。 恋愛でも仕事の交渉でも、観察力が問われそうですね。
(有栖川匠)


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