30歳からの黒澤映画

第1回 絶対に外せない黒澤映画、まずはこの1本から!

2012.08.10 FRI

30歳からの黒澤映画


やはり「代表作」「最高傑作」との呼び声高いスペクタクル時代劇『七人の侍』(1954年)が圧倒的な強さを見せた。もちろん、黒澤映画は『七人の侍』だけでは語れない。しかし、まずは同作を観ないことには始まらない、といえそうだ

黒澤映画好き100人に聞いた人気作品ランキング



でも、やっぱり巨匠の名作の数々を見逃しているというのは、あまりにももったいない! そこでチェックしたいのが、8月12日(日)よりWOWOWシネマで放送される黒澤映画大特集。黒澤明が監督した全30作品が、7つのテーマごとに週4~5本ずつ、7週連続ハイビジョンで一挙放送されます。

というわけで、この放送に合わせ、いまさら人に聞けない黒澤映画の魅力を探っちゃいます。今回は「最初に何を観ればいいの?」というビギナーのために、『R25』が黒澤映画好き100人を対象に「あなたが好きな黒澤映画上位3作品を、1~3位まで順位を付けて教えてください」というアンケートを実施。勝手に人気作品ランキングを作成しました。

その結果は、『七人の侍』のひとり勝ち。各作品の総得票数を集計した総合ランキング(図表)では2位の『用心棒』に大差をつけて堂々の1位。しかも、『七人の侍』を1位に挙げた人が、このうち実に59票。つまり100人中59人は「黒澤映画のなかで『七人の侍』が最も好き」と答えています。ちなみに、1位に挙げられたのが次いで多かった作品は『羅生門』の7票、続いて『椿三十郎』『生きる』が各5票ですから、『七人の侍』の人気は圧倒的です。
©1954 TOHO CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED. 左から2番目が三船敏郎演じる「菊千代」。いまいち垢抜けない、侍らしからぬ風貌で異彩を放つ。彼の破天荒な振る舞いは『七人の侍』の大きな見所のひとつ。 8月12日(日)PM3:00と8月17日(金)PM9:00に放映予定
同作のストーリーは、7人の侍が身分差を乗り越え百姓と協力し、野武士の一団と戦うというもの。ド迫力の集団戦闘シーンや黒澤映画ではお馴染みの名優・三船敏郎が演じる「菊千代」の突き抜けたキャラクターはいま観ても十分に斬新で刺激的です。

 …とここまで書けばすでにお気づきかもしれませんが、今回の黒澤映画特集の企画「7つのテーマ」「7週連続」は、『七人の侍』の「七」にちなんだもの。第1週のテーマはずばり「不朽の名作選」。『七人の侍』をはじめ『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』『生きる』と、アンケートの総合ランキングでも上位の作品が目白押し、初心者も安心のラインナップです。この機会に「世界のクロサワ」へ入門してみませんか? 皆さんの投稿を募集中!

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