映画さながらの海賊になれる!?

CG+体感でゲーセンが未来的に

2012.11.10 SAT


『デッドストームパイレーツ』は海賊になりきり宝を求めて冒険する個室型2人協力ガンゲーム。プレイ画面に応じて可動するシートなど、家庭用ゲーム機では得られない臨場感を体感できる (c)2009 NAMCO BANDAI Games Inc.
ゲームセンターといえば、インベーダーゲーム以降、家庭では味わうことの出来ない新しいゲーム体験を得られる場所だった。しかし今では、プレイステーション3やXbox360など家庭用テレビゲーム機が目覚しい進化を遂げたおかげで、ゲームセンターから足が遠のいているR25世代も多いのではないだろうか。

そんな2010年現在、ゲームセンターはどうなっているのか、最新事情をリサーチしてきた。

「この4月に登場するタイトルで注目されているものでは『デッドストームパイレーツ』があります。海賊船の船員として船に乗り込むゲームで、ゲームの展開に合わせてシートが揺れ、自分たちで船の舵を切る二人乗りのライド型シューティングです。モニターに映し出される映画と見まがうCGと、テーマパークのような迫力のある体感型のアトラクションに仕上がっており、爽快感や達成感が味わえますよ」

そう語ってくれたのは、アミューズメント業界の専門誌『月刊アミューズメント・ジャーナル』編集部の村上敬一さん。なるほど、高精度の映像は、昔のゲームセンターでは拝めなかったものだ。先ごろ開かれた「AOU2010 アミューズメント・エキスポ」でも、3Dテレビシステムにより立体的で奥行きのあるゲーム体験を可能にした新規タイトルが発表され、進化した映像技術を目撃するのに、ゲームセンターは格好の場といえそう。

「また、昨年から話題を呼んでいるシール作成機の最新機種ですが、4月に登場する『Eye mix-アイミク-』はmixiと連携して、撮影した画像を簡単にmixiのフォトアルバムに転送することができます。その他にも、カラフルなシュシュがおまけにつく『PRIDE』など、これら新機種はどれもゲームセンターの“今”を語るうえでははずせない存在だと思います」

学生時代、夢中になったシール作成機にもネット連動の波が! 知らぬ間に凄い進化…。では、これからのゲームセンターはどのように変わっていくのだろう。

「家庭用では出来ない、独自のインターフェイスを追求したゲームが、今後は増加すると思います。大型店ではビデオゲームやプライズ・メダルゲームにとどまらず、様々なエンターテインメントを複合した施設への展開が考えられるのではないでしょうか。また、同じ趣味を持つ仲間に出会えたり、ゲーム目的だけではない“誰かと時間を共有する”場所として、魅力を高めていくのではと思います」

昔はモニターの前にへばりついて、独りの世界に浸っていたゲームセンターも、いまや連れ立った友人、またモニターの向こうにいる複数の人たちとコミュニケーションを図り、さらに様々なエンターテインメントを体感できる、遊園地のような存在に変貌しつつある。まだまだ発展の可能性を秘めているゲームセンター。このところ行っていないという人は、足を運んでみると大きな発見がありそうだ。
(本折浩之/東京ピストル)

※この記事は2010年04月に取材・掲載した記事です

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