超豪華大名行列、ピエロメイク、ふんどしetc.

ロケット打ち上げ!? オモシロ秋祭り

2012.09.06 THU


その昔、寝坊して会合に行けなかった神様を「笑え笑え」と慰めたのが笑い祭の始まりだそう。おもしろメイクはその時から変わらぬ(?)趣向
9~10月は全国的に秋祭りのシーズン。おなじみのお神輿や縁日は楽しみだが、少し遠出して、ユニークで刺激的なお祭りに参加するのも一興だ。都会では味わえない新体験が待っている。

たとえば、「笑い祭」の異名を持つ和歌山県日高川町の「丹生祭」。ド派手な衣装と白塗りメイクのオジサン(写真)を中心に、行列が笑いまくりながら町を練り歩く。つられて見物客も大笑い、という陽気なお祭りに参加すれば、仕事のストレスも吹っ飛びそう。オジサンのメイクを毎年担当する山本正一さんによれば、「オジサンは“鈴振り”といって、とても名誉ある役目」。一風変わったピエロのようないでたちは、代々受け継がれる立派な地域の伝統だ。

スリルと迫力を求めるなら、埼玉県秩父市の「龍勢祭」へ。推定400年前から伝わる行事で、地元の人が手作りしたロケットのようなモノを打ち上げる。ロケットは上空約300mまで舞い上がり、カラフルな煙や落下傘で空を彩りながら、優雅に落ちてくる。さらにスリリングなのは、打ち上げに必ずしも成功しないところ。発射できずに爆発してしまうこともあるが、豪快な失敗も見どころのひとつだ。

静岡県島田市の大井神社例大祭では、大名行列が絢爛豪華な晴着の帯を披露する。たくましい奴さん(大奴)が左右の大太刀に帯をかけ、ゆうゆうと練り歩く姿は実に華やか! 花嫁が嫁入り道具で持参した帯を見せて回ったのが始まりで、1000万円以上する超高級品も珍しくない。

ほかにも、ふんどし一丁の男が神社の梁にしがみ付く「蛸舞式神事」(鳥取県伯耆町)や、花火を仕掛けた人形で劇を披露する「葛城流からくり綱火」(茨城県常総市)など、ネーミングからして変わった祭りが、各地で目白押し。祭りの後は、地元の打ち上げに交じって、感動と興奮の余韻を分かち合ってはいかが?
(小越建典/アバンギャルド)


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