あの作家が過ごしたホテルに“缶詰め”できる!?

「自費出版」サービス注目のワケ

2012.11.28 WED


宿泊部屋は作家の池波正太郎も実際に泊まっていたという。ここで本格的な書籍制作を進めたい方へ自費出版の金額例を紹介すると、サイズ四六判、ソフトカバー、200ページ、制作部数は300部で目安は175万円。図版や口絵を入れたりすれば費用が変わることもあるので、まずは予算や希望を詳しく伝えて見積もりを 画像提供:山の上ホテル
ネットの普及によって紙媒体の苦境が続く昨今、出版各社は様々な“次の一手”を打ち始めている。新潮社はこのほど一般向けに自費出版サービスを開始。きっかけは昨年頃から自費出版に関する問い合わせが大きく増加したことらしい。

「今回のサービスの特長は、当社の一般書と同じ条件で出版物を制作できること。つまり“新潮社クオリティ”の本が作れるということです」

こう話すのは新潮社開発部図書編集室副室長の柳山努さん。プロの編集者と校正者が内容面の充実を図るだけでなく、パッケージも一流作家の作品と同様のクオリティに仕上げることが競合他社との差別化のポイントのようだ。さらに、「このサービスを通して作られた本は国会図書館に納品するため、精魂込めて作った作品が半永久的に残ります!」(同)といううれしい特典もあるとか。

加えて、希望すれば書店に流通させることができるため、販売収入を得ることも可能。売れた場合、定価の60%が作者に支払われるという。ならば、明日の文筆家を目指し本気で執筆を…なんて方にオススメのオプションがある。それは、川端康成をはじめ多くの作家が“定宿”にした「山の上ホテル」で執筆に専念できる、自費出版契約者限定の宿泊プラン(1室1名 1泊2万4000円、1室2名・ 1泊4万円)だ。

「こちらは打ち合わせや校正作業などを行うために上京される地方在住の契約者様に対し、作業に集中しつつ宿泊できる場所をご提供するべく、『山の上ホテル』と提携したプランです。もちろん近隣に住まれている方もご利用いただけます」(同)

宿泊部屋は専用のライティングデスクとライトが設置された本館の和室。希望すれば担当編集者の方から部屋を訪ねてくれるという。

真似は上達の近道。憧れの作家と同じ部屋で“先生と編集者”のやり取りをすれば、作品のレベルアップも夢じゃないかも!?
(下元 陽/BLOCKBUSTER)

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