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「黒子のバスケ」販売×で印刷所は

2012.12.12 WED

噂のネット事件簿


ネット上には「犯人は何と戦ってるんだ」という声も ※この画像はサイトのスクリーンショットです
12月29~31日に開催予定の同人誌即売会「コミックマーケット83」において、バスケットボールを題材にした少年漫画『黒子のバスケ』に関するサークル出展や同人誌・グッズの頒布の見合わせが発表された。

これは『黒子のバスケ』の作者や出版社をはじめ、同人誌発売会などのイベント主催者宛てにも開催中止を求める脅迫状が届いていることを受けたもの。すでに、脅迫状が届いた12月22日・23日に開催予定の「ジャンプフェスタ2013」においては、『黒子のバスケ』関連イベントのほか展示・関連商品の販売をすべて中止することが決まっている。

コミックマーケット準備会宛てには10月29日に脅迫状が届いており、「他の脅迫において、会場付近から脅迫状が投函されており、単なる脅迫には終わらない可能性があること」「当日『黒子のバスケ』の同人誌・グッズ等の頒布が行われた場合、犯人を刺激する可能性が高いこと」を懸念し、今回の決断に至ったという。

コミックマーケット準備会の発表に、ツイッターや2ちゃんねるでも残念がる声が多数あがっている。ただ、おそらくより切実なのは、運営側と出品者側だ。出展だけでなく同人誌・グッズの販売も見合わせることとなったため、印刷所などが対応に追われている。

例えば同人誌印刷の専門店「コミプリ」では、「コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急対応」として、

「12月7日(金)までにご入稿済の方→発送先の変更を受け付けます。一時保管についても相談次第で可」
「12月10日(月)以降に入稿予定の方→発送先、納品日、部数、仕様等の変更を受け付けます。キャンセルも受付可」

などといった対応を12月10日に方針を表明した。

『黒子のバスケ』同人誌販売中止の対応においては、「コミプリ」のように、まだ印刷に着手していなかった場合はキャンセル可、印刷済みの場合は納品先の変更や一時保管を行うというものが多いようだ。

そのほかの同人誌やポスター印刷の会社も対応を表明しており、大判プリント専門の印刷会社「柚プリント」では、破棄を希望する場合は受け付けるという対応をするほか、同人誌印刷の「緑陽社」では、同社公式ツイッターで「これまで頑張ってこられた方のお気持ちを考えると、もう一歩踏み込まねばという思いが強くなりました」と投稿。そのうえで、今回のコミケで販売自粛要請があったサークルを対象に、印刷物の保管料を無料にしたり、追加の印刷の割引などの特典を用意している。

どの会社も、販売中止に追いやられてしまったことによる「製作者側の無念な思いを汲み取る」という姿勢が表れた対応の発表になっていた。

コミケは警備を強めた状態で開催されるといい、いままでにない緊張感のあるものになることは必至。早期の解決が望まれる。

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