業界大手の世界戦略に注目! 

「メイド喫茶」バンコク進出の勝算

2013.02.13 WED


現在、海外には日本の出資で運営しているメイド喫茶はなく、今回進出する「めいどりーみん」のみとなる。「うちの世界観はそのままに、海外で勝負したいですね」(鈴木さん)。写真はタイのメイドのみなさん。yukiさん(左)、Usagiさん(真ん中)、Plaさん(右)。微笑みの国タイで、笑顔の可愛いメイドたちが迎えてくれる
メイド喫茶の業界大手「めいどりーみん」が、今年3月にタイへ進出すると発表して話題になっている。日本では一時期の出店ラッシュで淘汰される店も多いなか、積極的な海外進出で市場を開拓しようという狙いのようだ。

「タイは、30~40代の働き盛りの人たちに、日本の代表的なアニメが浸透している親日的な国。でも、日本のカルチャーを共有するために集まれる場がまだないんです。そこでカフェをつくり、そのような場を提供できれば十分ビジネスになると考えました」

そう語るのは、「めいどりーみん」を運営する、ネオディライト・インターナショナル代表取締役社長・鈴木雄一郎さん。実は起業当初から海外進出を見据えていたという。

「日本でメイド喫茶はかなり定着しましたが、マニアックな場所というイメージがまだ強いですよね? でも、海外では『超面白い!!』といわれる。日本と海外で、こんなにギャップのある業種はほかにない。そこが面白いなと思ったんです」

すでにタイの若者や旅行客に人気の、エカマイ駅に直結する商業施設内の物件を確保。宣伝はFacebookのみにもかかわらず、現地マスコミからの大きな注目を集めているそう。

「メイドの求人も予想以上の反響です。現地で有名なコスプレイヤーや、英語・日本語双方に堪能な高学歴のお嬢様からの応募も。皆かわいいので、これからしっかり教育をしていきたいですね」

さらに、現地の食事情を背景にした、“意外なプラスα”もあるという。

「タイは冷凍設備などが整っていないため、現地の食材を使ったフレッシュな料理を出すことになります。その点、料理は日本よりおいしいかもしれませんね(笑)。また、タイには食事をしながらお酒を飲む習慣がないのですが、いずれはお酒も提供して新たな市場を育てていくつもりです」

日本的なおもてなしの精神を大事にしたいと言う鈴木さん。メイド喫茶ならではのパフォーマンスである掛け声やダンスショーも“輸出”し、日本オリジナルのメイド喫茶が、タイの人々にオリジナルの魅力をアピールするつもりだ。

ちなみに、中国には美人ばかりを集めた「アストリー(中国名:愛斯特麗)」、台湾には日本語が通じる「Fatimaid」というメイド喫茶があり、アメリカやロシアにもそれぞれ人気のメイド喫茶がある。徐々にメイド文化が盛り上がりを見せつつある海外で、いろんな国のメイドさんにおもてなしされてみるのも面白いかもしれない。
(鈴木美加/清談社)

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