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有名2ch文章の元ネタは徳川家茂?

2013.03.14 THU

噂のネット事件簿


人格者として知られた徳川家茂は、勝海舟をはじめ幕臣からの信望も厚かったようだ
3月11日発売の『週刊少年ジャンプ』15号に掲載された“こち亀”こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のストーリーについて、一部のネットユーザーから「2ちゃんねるで有名な“コピペ”(有名な書き込みや、それを用いた定型文のこと)を引用したのではないか?」という疑惑が浮上した。

その“コピペ”は、書き込んだ男性ユーザーの体験談として2ちゃんねるで紹介されているものだ。書き込み主が中学生の時、授業中に隣の席の女子がおしっこを漏らしてしまった際、クラスメイトに“おもらし”がバレないように、バケツに入れた水をかけたという話である。その内容に感動する人が多く、2ちゃんねる内では有名な“コピペ”となっていた。今回、『こち亀』にも同じようなストーリーが展開されており、読者であるユーザーから「“コピペ”の引用ではないか?」という疑惑が出たのである。

しかし、2ちゃんねる・ニュー速VIP板に立てられたスレッド「【悲報】今週のこち亀が2ちゃんコピペを丸パクリする」では、この疑惑に対し異議を唱える声が多く、

「でもその話他のアニメでも見たよ」
「道徳の教科書にも載ってた」
「まさか2chコピペが元祖だって思ってるの?」
「いろんな作品にある定番ネタでしょ」

など、「もらした人に水をぶっかける」というストーリーが“コピペ”のオリジナルではないという指摘も見受けられた。

そして、このストーリーの元ネタであると思われる江戸幕府第14代将軍・徳川家茂の逸話もユーザーから紹介された。Wikipediaによると、旧幕臣で詩人の戸川安宅(1924年没)の著書のなかで記しているようだ。

その内容は、安宅の親戚で70歳を過ぎて家茂の習字の先生を務めていた幕臣・戸川安清が、習字を教えている最中に家茂から水をかけられたというもの。この時、安清は実は老齢のため失禁してしまっており、家茂が周囲にそのことを悟られないよう“いたずら”として水をかけたことで事なきを得たという話である。

2ちゃんねるに書き込んだユーザーが、この家茂の逸話を知っていてアレンジしたのか、それとも他の作品から踏襲したのか、本当に自ら「水をぶっかける」という行動を思い付いたのか、それは本人にしか分からない。

しかし、元ネタがなんにせよ、この「もらした人に水をぶっかける」というストーリーがいつの時代も人々の心を打つ素敵な話であることは間違いないだろう。

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