気になる“あのコ”のシゴトーク/151

西岡德馬の娘が舞台にかける思い

2013.12.06 FRI


撮影:堀清英
西岡優妃さんは、俳優・西岡德馬さんの娘であり、自身も舞台を中心に活躍する女優である。そんな優妃さんがこのたび出演する舞台が、交響劇『船に乗れ!』だ。

「主人公のサトルの高校時代の同級生で、一緒にオーケストラをやる仲間なんです。ピアノとティンパニーをやっていて、ある男性に対して密かに思いを寄せるんですが…」

果たして成就するか否かは、舞台を観てのお楽しみ。さて本作は、自分が「高貴な人間だ」と思い込んでいたサトル(山崎育三郎)が三流の音楽高校に入学し、人との出会いや挫折、恋愛などを経験していくというもので、青春の光と影を映し出した作品といえる。優妃さんが演じる高校生活は、壮年のサトル(福井晶一)の回想という形で紡ぎ出されるのだ。

「繊細でロマンチックな“思い出”を、クラシックの生演奏に乗せて描くミュージカルなんです。白鳥の湖に歌詞を乗せて歌ったり、面白い試みもしているので、そんなところもまた見どころです」

小さいころに蜷川幸雄の『血の婚礼』を観て以来、ずっと女優を目指してきたのだとか。また父親の存在も当然大きかった。

「父の背中は大きいですし、やっぱり目標としています。プレッシャーは感じますが、自分の筋になっている部分だと思えるようになりました。ありがたいと思うし、『恥じないようにがんばらなきゃ』って背筋をピンと伸ばしてくれるというか」

ちなみにお父さんとは大の仲良しらしいが、一方で大先輩でもある。父親の期待も背負いながら、今は舞台に熱を上げる日々だ。

「やっぱり舞台って、人の空気感や音楽や光などが渾然一体となって、生々しくそこにあることが魅力だと思います。観ている方も、やる方の本気が伝わるのが醍醐味ですよね。私は観客にもっと“人間味”を感じてもらえたり、笑いを届けられる女優になりたいんです!」
(吉州正行)

  • 西岡優妃

    1987年東京都生まれ。女優。ちなみに最近ハマっているのは「自転車です。ただ一度地味にころんで派手にケガをして以来遠ざかっていますね。あと、毎朝サウナスーツを着て走るようにしています。太りやすい体質でして…」と優妃さん。ちなみお父さん主催の俳優学校「ドラマスクール セプテントリオン」(www.ds-septentrion.com)は入学者募集中
  • 交響劇『船に乗れ!』

    山崎育三郎に福井晶一ほか、木の実ナナに田中麗奈など豪華キャストがそろうミュージカル。甘くて苦い青春の思い出が胸を打つ。「青春を謳歌する若者の心情を、クラシックの生演奏による壮大さが引き立てる、すばらしい作品だと思います」と優妃さん。12月13日(金)から東急シアターオーブで公演!

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