約1ヵ月で収穫可!初心者でも簡単!

「ビールのつまみ」をベランダ栽培

2014.05.21 WED


なお、日も当たらず、小さな植木鉢ぐらいしか置けない…そんな場合でも、三つ葉なら作れるそうだ 写真提供:h&m/PIXTA
いま“植物”がブームの兆しを見せている。アパレルをはじめとしたデザインのモチーフにもなり、NHKでは植物を愛する中年男性を主人公としたドラマを放映中だ。それにあやかって、というわけではないがベランダに緑、それも実利を兼ねて野菜でも植えてみてはいかがだろう。そうだ、今年の夏はとれたて野菜をつまみにビールで乾杯! 

想像は膨らむばかりだけれど、どんな野菜でもベランダで栽培できるわけではないだろう。そこで、サカタのタネの広報宣伝部・清水俊英さんにおススメのベランダ野菜を聞いてみた。

「日当たりと土の量、つまり置けるプランターの大きさによって栽培できるものが変わってきますね。理想的なのは南東から南向きのベランダ。日当たりがよければトマトなど実を食べる実物野菜(果菜)にチャレンジすることができます。そこまで日当たりが良くない場合は葉物野菜(葉菜)を栽培するのがよいでしょう。また、実物野菜は必要とする培養土の量が多いので、より大きなプランターが必要となります。場所が限られているなら、やはり葉物野菜を選ぶことをお勧めします」

大まかな選び方がわかったところで「初心者でも育てやすい、成長が早い、簡単な調理でビールのつまみにもなる」この条件にかなう野菜を清水さんに選んでいただきました。清水さんおススメの食べ方もあわせてまとめたのがコレ。

●日当たりが良く、大きなプランターを使える場合(10リットル以上)
・ミニトマト (収穫までの目安:苗からが無難。苗を植えてから40日くらい)
品種はいくつもあるが、水切れに比較的強く、日当たりさえよければおおむね育てやすい野菜。
食べ方:生食はもちろん、「アイコ」という品種は、種の周りにあるゼリー状の部分が少なく、切ってレンジで加熱するだけで、簡単にセミドライトマトができる

・キュウリ(収穫までの目安:苗からが無難。苗を植えてから40日くらい)
水切れに弱い面があることに注意。実を小さいうち(15㎝くらい)に収穫すると、株自体が長持ちする。「フリーダム」という品種は、ウドンコ病に極めて強く、シーズンの終わりまでしっかり収穫できる。
食べ方:冷やした後、包丁を横にして叩き(少し割れるぐらい)、食べやすいサイズに切る。刻んだニンニク、ゴマ油、塩と和えて「たたきキュウリ」の完成


●日当たりがそこそこ。土の量があまり多くない場合(5リットル程度)
・バジル(収穫までの目安:苗からが無難。苗を植えてから2週間ほど)
必要な分だけ葉をちぎって使える便利野菜。本葉が10枚になったあたりで茎の上部を摘み取ると、脇芽が出てきて枝分かれし、最終的にたくさん収穫ができる。
食べ方:スライスしたトマトにモッツアレラチーズ、そしてバジルをのせ、塩、オリーブオイルで味付けすれば「カプレーゼ」の完成

・ミニチンゲン菜(収穫までの目安:種まきから30日ほど)
中華料理でおなじみの野菜、チンゲン菜のミニ版は、そのサイズからプランター栽培に向く。
食べ方:軽くレンジにかけ、市販の肉みそをのせれば中華風のお総菜に

・ロケット(収穫までの目安:種まきから40日ほど)
イタリア料理でおなじみの野菜、別名「ルッコラ」。ゴマのような風味が特徴。
食べ方:餃子の皮にとけるチーズをのせトースターで焼く。焼けたらちぎったロケットをのせ、マヨネーズをかければピザ風のおつまみが簡単に


水やりの基本は、表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりとあげること。なお、プランター栽培の初心者向けハウツーには「水はけを良くするために、底石(底に入れる粒の大きな軽石)を入れる」というのが決まり文句のように書いてある。しかし、小さなプランターは植物がしおれる“水切れ”を起こしやすい。そのため、底石は入れず、少しでも土の量を増やすことを優先するべきとのこと。また、土の表面に腐葉土を敷くと、水の無用な蒸発が避けられるのだとか。

家飲みをいっそう楽しくさせる、ベランダ栽培。あなたも挑戦してみては?
(宇都宮雅之)

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