気になる“あのコ”のシゴトーク/205

真面目な太田莉菜のすごいヲタぶり

2014.12.12 FRI


撮影:林 和也
東村アキコ原作の大人気コミック『海月姫』(くらげひめ)が映画化される。男子禁制のアパート「天水館」で、「男を必要としない人生」をテーマに掲げるヲタク女子たちと、ある日突然現れたスタイリッシュ系の女装美男子が織りなす、よくできたコメディ作品なのである。

「今まで人前に出すことのなかった一面だったというだけで、ヘンな動きや独特のセリフ回しにはまったく抵抗がなかったんです」

普段ならスタイリッシュ寄りに針が振り切れているイメージの太田莉菜さんだが、今回ばかりは真逆。劇中のヲタク女子たち、自称“尼ーず”のなかでもひときわディープでハイテンションな三国志マニアの“まやや”を熱演しているのだ。

「まややというキャラときちんと向き合って、原作の世界観を壊さずに表現するにはどうしたらいいかと考える日々でした。ビジュアルは前髪で目を隠し、ジャージを着て...みたいなことで良かったんですけど、しゃべりと動きはとにかく研究しましたね。自分で声を録音して聞き比べて、どこまでの振り幅で臨むべきかを検証していったんです。あと演技はマンガと違って奥行きがあるので、そのあたりも監督と一緒にイメージのすりあわせをしていきました」

常に前髪で目をかくし、上下ジャージの上着はパンツにイン。しなやかに伸びる肢体は、モデルであることを感じさせないほどにクネクネさせて...。まさに“原作のイメージそのもの”といっても過言ではない再現度なのである。

「そう言っていただけると嬉しいです。現場に入るまでとにかく不安と緊張でいっぱいで。こんな気持ちになるなら『受けなきゃよかった』とすら…(笑)」

コミカルな役柄ながらとても真摯に向き合っていてほほえましい。

「まだそれほど演技経験もないので、足を引っ張らず、常に吸収していくことを第一に考えました。とにかく考えすぎてしまうところがあるので。現場で肩の力を抜けるように、どれだけ準備することができるか、ということが重要だと思っています」

今回が特別なのではなく、きっと根が真面目なのである。

「声を掛けていただけるからには、『恥ずかしくないものをお出ししなければ』と思うんです(笑)」
(吉州正行)

  • 太田莉菜

    1988年千葉県生まれ。2001年モデルデビュー。現在は『THE NEXT GENERATION ­PATLABOR­』にも出演中。ちなみにプライベートでは「毎年何か必ず挑戦しているんですが、27歳を迎えるこの冬は...まだ検討中です。去年はストリップを見に行きました」と太田さん
  • 『海月姫』

    オシャレには無縁なオタク女子と女装美男子が繰り広げる、コミカル極まる人気作品が、能年玲奈ちゃん主演でついに映画化。「三国志のマンガを読み、人形劇作品のDVDをじっくり見ました。アドリブがあったとしてもまややの場合は三国志ネタなので、三国志キーワードを頭にたたき込みました」と太田さん。努力の成果は劇場でご覧あれ。12月27日(土)全国ロードショー!(C)2014『海月姫』製作委員会 (C)東村アキコ/講談社

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