“コナン柄”も! 下を向いて歩こう♪

「マンホール女子」全国で急増中!

2015.02.19 THU


大嶺さんが「イチ押し」だという福岡県朝倉市のマンホール蓋は、郷土玩具「豆太鼓バタバタ」の絵柄 写真提供/大嶺こず恵
来る3月7日、「マンホールサミット2015」が開催される。これは、マンホール蓋のデザインに魅せられた人々と業界関係者が一同に集うトークイベントで、今年で2回目。

主催するのは公益社団法人・日本下水道協会内の組織で、下水道に関する情報共有や広報活動を行う下水道広報プラットフォーム。企画運営委員の藤原昇さんは言う。

「単調な溝だけだった昔と比べて、最近はカラフルなデザインのマンホール蓋も珍しくありません。これらの面白さに目覚めたファンが全国に急増中なんです」

昨年3月に行われた第1回の「マンホールサミット」も大盛況。しかも、驚くことに参加者の半数は女性だったそうだ。

「たとえば、富士山をあしらった絵柄だけでも、全国に40種類近くあります。また、『名探偵コナン』の原作者の出身地ということから、鳥取県北栄町がコナン柄のマンホール蓋を導入したり、茨城県水戸市がゆるキャラ『みとちゃん』を採用するなど、女性が惹かれる要素も多いからでしょう」(藤原さん)

全国のマンホール蓋を撮り集めているライターの大嶺こず恵さんも「マンホール女子」のひとりだ。

「旅行が好きで日本中を巡っているんですが、8年ぐらい前に長野の松本で初めてカラーマンホールを発見。それ以来、どこへ行っても足元を注意深く見るようになりました」

ちなみに、松本で見たというマンホール蓋は代表的な民芸品のひとつである「松本てまり」をかたどった絵柄。

「ご当地を象徴する風景や特産物などが使用されるので、マンホールの蓋を見ればその街の情報がわかるという点も面白いですね」

一方で、マンホール蓋の拓本(魚拓のマンホール版)を集めている人がいたり、マンホール蓋製作を見学するツアーが組まれたり、全国のご当地マンホール蓋のフィギュアがカプセルトイの景品になったりと、ブームは多角的な展開を見せている。

前出の藤原さんによれば、写真集、ストラップ、コースターなどを自作する熱狂的なファンもいて、これらの一部はサミット会場で販売されるという。

東京オリンピックまで、あと5年。日本のマンホールアートはたびたび、海外でも話題となっているが、こうした動きは日本だけのものらしい。楽しげなマンホール蓋がさらに増えれば、なかなかインパクトのあるPRになるんじゃないでしょうか。
(石原たきび)

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