気になる“あのコ”のシゴトーク/216

恒松祐里らの合唱にスタッフ号泣!

2015.02.27 FRI


撮影:林和也
「撮影に入る前に、半年間かけて合唱の練習をしました。平日は学校なので、土日に集まって。あと五島弁の練習もCDを借りて、口に出してやりました。撮影に入った後も、地元の方に聞いてもらいながら覚えました」

恒松祐里ちゃんは、16歳の女優。撮影は今から約半年前のこと。高校1年のとき、持てるすべてを注いで臨んだ作品が、2月28日から公開となる映画『くちびるに歌を』だ。

「ロケは中五島で約1カ月半、ちょうど夏休みを使って撮影しました。楽しかったですね。同級生役同士の女子で、一部屋に8人。合宿のような感じでした!」

和気あいあいとした雰囲気で撮影したという本作の舞台は、長崎県の五島列島の小さな島。青い海と美しい緑に囲まれた中学校に、新垣結衣さん演じる臨時教師、柏木ユリが赴任する。彼女は東京で才能を認められたピアニストだったが、なぜかふさぎ込んでピアノを弾こうとしない。嫌々ながら合唱部の顧問を任されるが、部員たちとのふれあいを通じ、やがて心を開いていく。祐里ちゃんは、合唱部部長の仲村ナズナを演じる。

「とても性格が似ていると思いました。人前で弱いところを見せないことや、人を引っ張るのが好きなところとか。ただ、複雑な家庭環境を抱えている部分に関しては、とにかく考えて、監督と話して演じるようにしました」

合唱の“課題曲”はアンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』。劇中の「ここぞ!」というときに始まる合唱が、それはそれは涙を誘うのだ。

「最後の方に“ある場所”で合唱をするシーンがあるんですけど、撮影中はメイクさんから照明さんから、ボロボロ泣いてくださって。それを見て、手応えと同時に、ここまでよくやってこられたなと思いました」

それぞれが悩みを抱え、ひとつの目標に向き合っていくなかで、成長していく。本作は登場人物それぞれの内面を、実に丁寧に描く群像劇だ。

「この作品を通して、私自身もすごく成長できたなと思っています。こんなに大きな作品に、通しで関わらせていただくのは初めてだったので、すごく勉強になりました。この先いろんなことがあるけど、いつでも立ち戻れる“原点”のような作品になったと感じています」
(吉州正行)

  • 恒松祐里

    1998年東京都生まれ。ドラマ『フデキモノと妹』でデビュー。様々な作品でキャリアを重ねる。ちなみに最近ハマっているのが「羊毛フェルトです。特殊なニードルで刺していろんな形が作れるんですよ。猫でも何でも、小さいぬいぐるみにできちゃいます。作ってはいろんな人にあげていますね」とのこと
  • 『くちびるに歌を』

    長崎県・五島列島のとある島の中学校を舞台に、傷心のピアニストの臨時教員と学生たちのふれあいと成長を描く感動作。「みんな悩みを抱えていて、それに向き合って乗り越えて成長してきたと思うんです。だから、15歳を一度経験したことのある人なら、きっと心に残る作品に仕上がっていると思います」と祐里ちゃん。2月28日(土)全国ロードショー

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