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SF映画 日本版独自編集で波紋

2015.04.18 SAT

噂のネット事件簿


5月23日公開の『チャッピー』。形はどうであれ、公開ひと月前から話題になるのは珍しいか ※この画像はサイトのスクリーンショットです
5月23日に公開される映画『チャッピー』について、日本版では独自の編集が加えられていることを配給元が発表。ところが、監督・脚本を務めたニール・ブロムカンプ氏が「聞いていない」とツイートし、騒動となっている。

この映画は、『第9地区』(2010年)や『エリジウム』(2013年)など、近未来を描いた作品で知られるブロムカンプ監督の最新作。シャールト・コプリー、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバーら名優が揃った『チャッピー』は、2016年の犯罪多発都市・ヨハネスブルクが舞台で、AI(人工知能)を搭載したロボットのチャッピーを巡るSFアクションだ。

アメリカでは3月に公開されていたが、配給元のソニー・ピクチャーズは4月15日、ツイッターで、

「より多く幅広い層のお客様にご覧になっていただくため、米国本社と協議を重ねまして、監督の賛同を得た上で、作風を損なわない形で、映倫からの指摘に沿い米国で編集を加えました結果、PG12の区分での公開が決定致しました」

と、告知した。「PG」とは「Parental Guidance(保護者同伴)」の意味で、「PG12」とは、12歳未満の児童の鑑賞には、親の助言や指導が必要とされる映画だということ。性や暴力、残酷なシーン、犯罪を扱ったものなど、「観客が被る恐れがある衝撃、不快感、差別感、嫌悪感」(映画倫理委員会の説明より)により、区分される。

この“日本版独自編集”について、日本のツイッターユーザーが、ブロムカンプ監督に問いかけたところ、監督は「いや、聞いていない。確認してみる(no... I’m trying to get to the bottom of it. Was Never told)」と答えたため、この事実が一気に拡散した。ツイッターには、

「チャッピー楽しみだったのにナンデ…」
「『チャッピー』俄然、映画館で観る気が無くなった」
「チャッピー観に行く予定だったのに…どうなんだこれ…」

と、落胆の声が相次ぎ、

「日本向けに編集(規制)されて公開されるとか。嫌だなー。ってか、監督が聞いてないって言ってるじゃんかー」
「チャッピーの話題今さら知ってめちゃくちゃむかついた。これだから日本の映画配給は」

など、配給元に対する怒りの声も続出している。

ただ、その編集されたシーンは日本人にとってショッキングな内容だったともいわれており、やむをえない事情があった可能性も推察できる。とはいえ、監督と配給元のあいだでしっかり確認が取れていたかどうかは別問題であるだけに、公開までの1カ月で今後まだ何らかの動きがありそうだ。

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