気になる“あのコ”のシゴトーク/239

「進撃の巨人」女優に聞く撮影裏話

2015.08.14 FRI


「去年の5月に軍艦島でクランクインしたんです。小さいころに体験した神戸の地震を思い出して、怖かったですね。ただ演技をするうえでは、その雰囲気に助けられました。もともと人が何千人もいたという事実や、退廃した雰囲気に、背中を押された気がします」

現在公開中の実写映画『進撃の巨人』の話。人間を食べる謎の巨人”の猛威から逃れるために、人類は巨大な壁に囲われた区画を建造。そのなかで細々と文明を繋いできたが、ある日、壁を易々と破壊する大型の巨人の脅威にさらされるーー。

『進撃の巨人』は、空中を自在に駆ける「立体機動装置」を使って巨人と対峙する若い兵士らを描くスペクタクル活劇。そのなかで劇場版オリジナルのキャラクター、ヒアナを演じるのが女優の水崎綾女さんだ。

「子供がいる兵士という設定です。撮影中はヒアナになりきって、すごく母親の目線になっていました。17歳のときに甥っ子が生まれて子守をしていたので、子供好きではあったんですが…。子供役の子にチョコをあげたり一緒に遊んだりして、絆を深めました」

一方、アクションシーンはかなりきつかったとか。

「砂煙が常に舞っているシチュエーションだったので、はったい粉(※編集部註:大麦から作る粉)を散布して撮影したんですが、それが目に入って…。さらに腰回りに立体機動装置を付けて演技するんですが、何時間も付けていると痛くなってくるんですよ。そのうえで、ワイヤーで吊されて撮影したので…」

加えてCG合成のために緑で塗りつぶしたグリーンバックのスタジオでの撮影は、「巨人がそこにいる」かのように振る舞わねばならない。

「(三浦春馬演じる主人公の)エレンとのシーンが多いんですが、秒数で動きを合わせるんです。スタートで巨人のよだれ垂れる、その5秒後に巨人が現れる、その1秒後に爆発…みたいな。やっていると巨人の幻覚が見えてくるんです」

その仕上がりはぜひ劇場でご覧いただきたいが、CGのみならず日本の特撮技術をフルに使って、どこか懐かしさを感じさせる仕上がり。迫力の映像のみならず、起伏のある人間ドラマも見どころだ。その大きな部分を担うのがヒアナ。セクシーにしてショッキングなシーンを演じ、インパクトの残るキャラクターといっていいだろう。

「演技しているときは、そんな印象は受けなかったですし、立体機動兵のひとりだと思っていたんですけど…。エレンと一緒にいるシーンが多いことに加え、エレンにとって大切なミカサと対照的なポジションにあることが関係しているのかもしれません。なんだか、監督の愛を感じましたね」
(吉州正行)

  • 水崎綾女

    1989年兵庫県生まれ。「第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でヤングサンデー賞を受賞し、芸能界デビュー。ちなみにサバイバルゲームが大好き。「でも最近行けてないんですよね。雑誌の取材でサバゲフィールドに行くことはあるんですが、ゲームはできないのでフラストレーションが溜まっています…!」
  • 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

    全世界累計発行部数5000万部を突破したモンスターコミックが、実写映画化!予測不能の展開と迫力の映像に、興奮必至の内容は、ぜひ映画館で体感するべし!「いろんな人のいろんな感想が聞きたいと思っています。自分で見てもすごく興奮した作品です。大迫力の映像なので、映画館で見てほしいですね」と水崎さん。絶賛公開中!

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