新人の悩みに先輩がピンポイントでエール!

佐藤琢磨の前向きすぎ思考がスゴい

2016.02.29 MON


さとう・たくま 1977年東京都生まれ。97年、鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・フォーミュラ首席卒業。2002年、史上7人目の日本人フルタイムF1ドライバーに。10年、インディカー・シリース参戦。13年、日本人初優勝。現在も「A.J.フォイト」でレースを続ける。 林 和也=撮影
「ノーアタック・ノーチャンス!逆境でも挑戦し続けよう」

19歳でF1を志し、レースを始めてわずか5年でF1に上り詰めた。日本人初のインディカーでの優勝を飾るなど、レーシングドライバーとして輝かしい戦歴を重ねる。悔しい敗北もあったハズ。にもかかわらず、佐藤琢磨先輩はとことん明るい。このメンタルとモチベーション、見習いたい!

■目標のために遠慮は不要。前例がないなら作ってしまえ!

レースの世界は、英才教育を受けていないと大成が難しいとされています。幼少期からそんな環境にいなかった僕にとって、スカラシップ制度を導入した鈴鹿レーシングスクールは、この世界に入る最初で最後のチャンスでした。でも倍率は10倍。当時入校審査はオーディションではなく書類選考のみ。未経験者で年齢も上限だった自分は落とされてしまう…。そこで説明会の会場で直談判して面接を設定してもらいました。以来、面接は入試項目に。自ら行動すれば道は開けるんです。

■失敗したって大丈夫。経験には絶対に意味がある

前例がないと萎縮するかもしれません。でも勇気を出して挑戦することは、大きな価値があります。スカラシップは本来国内のステップアップでしたが、世界を夢見ていた僕は、途中からイギリスに留学した。お世話になっていた方々に迷惑も掛けたけど、たとえ失敗しても、回り道なんてことはありません。失敗もひっくるめて、経験には絶対に意味がある。失敗を克服したときにこそ見える景色がある。また同じスタートラインに追いつけたとき、他人にはない経験値が、代えがたい武器になるんです。

■結果から学べることは多い。挑戦し続けることが大切

みなさんと同じく、今は僕も新しいシーズンをスタートさせています。最終的な目標は優勝ですが、日々の結果は大事。うまくいかなければ当然ヘコみます。ライバルを認めるのは苦しい。でもそういう時こそ、自分に足りないところを克服できる最大の好機と見る。どんな結果でも自分が選んだ道ですから、「次は同じ轍を踏まないように」と誓えばいい。モチベーション作りで大切なのは姿勢です。みなさんに「ノーアタック・ノーチャンス」という言葉を贈ります。挑戦し続けなければ、チャンスは生まれませんから!
(吉州正行)

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